【ゲーム批評】PS4版『ストライダー飛竜』は『ストライダー飛竜』であって『ストライダー飛竜』ではない / 単調&単純&退屈なゲーム

ロケットニュース24 / 2014年2月22日 1時52分

【ゲーム批評】PS4版『ストライダー飛竜』は『ストライダー飛竜』であって『ストライダー飛竜』ではない / 単調&単純&退屈なゲーム

『ストライダー飛竜』を愛するがゆえに言うが、PS4版『ストライダー飛竜』は『ストライダー飛竜』であって『ストライダー飛竜』ではない。アーケード版『ストライダー飛竜』が好きだった人ほど、このゲームに対して怒りがこみ上げてくるはず。いや、怒りを通り越してタメ息がもれるはずだ。

・『ストライダー飛竜』のセンスある世界観
筆者はゲームセンターで『ストライダー飛竜』が稼働したころからの『ストライダー飛竜』ファン。とはいってもここ数年間はプレイしていなかったが、それでも硬貨を積んで何度も何度もプレイした思い出があるし、『ストライダー飛竜』の恐ろしくスリリングでセンスある世界観は、現代のゲームでさえなかなか超えられない。

・すべてがPS4版から感じられない
豪快かつ繊細な感覚と間隔で移動と攻撃を繰り返すプレイヤーの挙動、攻撃時の映像から伝わる「感触」と「効果音」、そのすべてがPS4版から感じられない。アーケード版にはそれらがすべてがあった。まさに濃密世界だったのである。なのにPS4版は、パンパンに膨れたポテトチップスの袋を開けてみたら、ほとんどが空気でポテトチップスが2~3枚しか入っていなかったようなもの。まさにそれ!

・敵を倒しても手ごたえがない
豪快ななかに緻密さがあったアーケード版とは違い、PS4版はガンガンごり押しで進めていける。敵を倒しても手ごたえがなく、攻撃や移動の一手を間違えてもそれは「死」に繋がらない。中身がスカスカで、緊張感もなく、まったくやりがいが感じられないのである。ドキドキ感はメガドライブ版にさえ到達していない。

・一太刀ごとに心地良い「映像からの感触」
食品に対して「シズル感がある」という表現が使われるが、アーケード版にはゲームとしてのシズル感があった。スピード感あふれるなかでサクサク敵を切り進んでいるようなシーンでも、一太刀ごとに心地良い「映像からの感触」が伝わってくるのである。

・『ストライダー飛竜』ではないと断言する
このゲームは『ストライダー飛竜』っぽいけど『ストライダー飛竜』ではないと断言する。だったらタイトルと映像を少し変えて別のゲームとして出したら不満が出なかったのだろうか? いや、それはそれで退屈すぎるゲームとしてカプコンが叩かれて終わりだろう。

・『メトロイド アザーエム』の劣化版
『ストライダー飛竜』が大好きなので批判するのは本当に心苦しいが、PS4版は「クソゲーにもなってない残念ゲー」である。あえて言い方を変えれば『メトロイド アザーエム』のスーパー劣化版といったところだ。たぶん、カプコンのなかにもいたはずだ。「これ、このまま出して大丈夫なのかな?」と思った人が。

・安易な考えで過去の名作を掘り起こす
このタイプの「ファンであればあるほどがっかりするゲーム」が今後も出るのであれば、PS4の未来は暗い。安易な考えで過去の名作を掘り起こし、ファンが満足しないデキでリリースするのであれば、良心に従って「企画段階で開発中止」にしてほしいものである。それが、誰も損しないし傷もつかない最高の選択だ。

参照元: PS4版『ストライダー飛竜』
Report: Kuzo.
Photo: RocketNews24.

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