これはなんだ? Googleマップに写ったあるフランス人の悲しくも悔しい遺物

ロケットニュース24 / 2014年3月16日 15時0分

これはなんだ? Googleマップに写ったあるフランス人の悲しくも悔しい遺物

Googleマップを利用すれば、目的地にスムーズにたどり着けるだけでなく、世界中の名所や遺跡などその場に行かなくても写真で見ることができる。時々奇妙なものが写りこんでいて話題にもなるのだが、必ずしも面白おかしいものが写っているとは限らない。

最近、海外ニュースで取り上げられたあるスポットをご紹介しよう。上空からの写真を見ると、何かが整然と並んでおり遺跡のように見える。おそらく多くの人が同じように、「遺跡」と考えるはずだ。しかしこれは残念なくらいの失敗による産物で、コレに携わった人からすれば、消したい過去になっているかもしれない。これは一体ナニ?

・リゾート地から離れた場所
コレはエジプト・シナイ半島南部にある、リゾート地のシャルム・エル・シェイクからほど近くにある。距離にして約5キロほど離れた場所にある。長年忘れさられていたその場所を、エストニア人のカメラマン、カウポ・キッカス氏が撮影に訪れ、最近明るみになった。

・フランス人のプロジェクト
実はコレ、映画館なのである。正確に言えば、一度も映画が放映されたことがないので、映画館にもなり切れなかった遺物だ。MAPの写真に写っているのは座席だ。10年以上前のこと、あるフランス人がここに映画館をつくるというプロジェクトを開始したそうだ。

・「End of the World Cinema」
カイロの古い劇場から必要な機材などを買い上げて、準備を進めていたのだが、プレミア上映の夜に思わぬ出来事が起きる。なんと発電機が破壊されてしまい、一回も上映することができなかったのである。このことについて、キッカス氏はそもそも地元が歓迎していなかったとしたうえで、妨害により破壊されたと伝えている。また、彼は「そこがエジプトであることを忘れている」と皮肉交じりに伝えている。そして今ここは、「End of the World Cinema」と呼ばれているそうだ。

こうして、映画館の座席だけが残り、今もなおGoogleマップでその存在だけが確認できる状況になってしまった。せめて跡形もなく消えてしまえば、計画を進めていたフランス人も嫌なことを思い出さずに済んだろうに……。

参照元: Metro.co.ukkaupokikkas.com(英語)、Googleマップ
執筆: 佐藤英典

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