【レビュー】SONYの4K ビデオカメラ『FDR-AX100』を2週間使ってみて感じたこと

ロケットニュース24 / 2014年3月26日 0時0分

【レビュー】SONYの4K ビデオカメラ『FDR-AX100』を2週間使ってみて感じたこと

ロケットニュース24編集部では、時代にさきがけて4K画質で撮影している。視聴者の環境が4Kに追い付いていないのは理解しているが、いつか追いついたとき、4K 映像が少ない現時点の映像を残しておきたい。ビデオカメラは2014年3月14日に発売されたSONYの4Kハンディカム『FDR-AX100』。本当ならば 4K60p 撮影が可能な『FDR-AX1』がベストだったのだが、あまりにも大きいので取材には不向きと判断。

・さすが世界のSONYといえる画質
『FDR-AX100』は4K30p だが、結論を先にいえば画質について不満はない。コストパフォーマンスから考えても、さすが世界のSONYといえる画質。もちろん徹底的に究極を追い求めた画質を希望するのであれば別だが、普段使うにあたって画質で困ったことは(まだ)ない。困ったとしても許せるレベルのもの。ということで、今回は『FDR-AX100』を2週間使ってみて感じたことをお伝えする。

・SDカード: ポジティブ
利便性のあるSDカードを採用したポイントは非常に評価されるべきだと思う。4K撮影にはSDXCカードのクラス10が必須だが、それでも広く使用されているSDカードを記録媒体として採用してくれたのは嬉しい限り。ちなみに今回は SanDisk の64GB、クラス10、転送速度80MB/sを購入。

・スタンバイ: ネガティブ
録画開始ボタンを押してから「実際の録画開始」まで数秒間の間が存在する。場合によっては5秒以上の間ができることもあり、急いでいる場合は撮影のチャンスを逃したり、タイミングがずれてしまうこともある。いまのところ、いちばんのネガティブ要素。

・ズーム: ネガティブ
ズームの精度が良いとはいえず、オートフォーカスのピントも合わないことがよくある。ズームイン&ズームアウトをうまくこなしたいとき、フォーカスがうまくいかないのは非常に困る。タッチパネルでもフォーカス指定できるが、それも微妙な精度。

・通常撮影: ポジティブ
驚くほど高精細。『FDR-AX1』と比較するとスペックが低い部分が気になっていたが考えすぎだった。実際に使用してみれば暗所もシャープでクッキリなのがわかるし、シャープかつ高精細な画質も予想より良くて大満足。YouTubeにアップロードしたところ、その美しさが保たれたまま視聴でき、普通のHD画質にダウンして観ても美麗に感じた。

・ナイトショット: ポジティブ
けっこうハッキリと美しく映る。あまり使用していないが、真っ暗闇でも 4K 画質でナイトショット映像が撮れるのは楽しい。服のスケスケ度だが、自分の服で検証した結果、さほど透けることはなかった。黒い服の下に白い紙を置いて撮ってみたところ、白い紙は透けて見えた。

・スローモーション: ポジティブ
激しく短時間の撮影しかできないが、それでも非常におもしろい。暗い場所でのスローモーションは苦手なようだが、やや明るめの場所であれば問題なく美麗なスローモーションが撮れる。しかし HD 画質での撮影となる。

・素早い動き: ネガティブ
横の動きにすこぶる弱い。よって、カメラを横に移動させると映像がグニャリと曲がって映る「コンニャク現象」が発生する。比較的ゆっくりと移動させても曲がるのでちょっと残念。中央の被写体からあまり動きのない映像であれば気にならない。

・バッテリー: ポジティブ
思った以上にバッテリーの持ちがイイ。取材で必ず1日1回は使うものの、その日の夜に充電できる環境があればバッテリー切れの心配はなかった。あと何分撮影できるか目安の時間が表示されるが、そのリミットを超えても撮影できたので好感がもてる。それでも心配ならば予備バッテリーを1個用意しておけば完璧だ。けっこう軽量で小さく、持ち運んでも気にならない。

・ムービースタジオ: ネガティブ
『FDR-AX100』の購入者であれば無料でダウンロードできる 4K 対応動画編集ソフト。チラシには日本語に対応していると書かれているが、なぜか英語版しかなかった。カメラ初心者で動画編集も初心者の場合、かなり苦戦するのではないだろうか? 早期の日本語対応に期待したい。

・総合: ポジティブ
とにかく素晴らしい。スペックの数字だけみるとネガティブな印象を持つ人もいるようだが、実際に使えば高画質な 4K 動画に感動するはず。映像に関してはコンニャク現象以外に不満はないし、操作の部分も録画開始のレスポンスの悪さ以外に困った部分はない。重さは従来品よりあるが、むしろ手ぶれ防止になって良いと思っている。

実は、4K 撮影ができるパナソニックの『GH4』の購入も考えていたが、ビデオ専門機器というだけあって『FDR-AX100』の実力には素晴らしいものを感じている。『FDR-AX100』を選んで良かったと思わせる強みを「映像のクオリティ」から感じたのであった。

Report: Kuzo.
Photo:Rocketnews24.
※ロケットデジタル部は、実際に入手または使用または購入した物だけをレビューしていくロケットニュース24編集部内の部署。マニア目線ではなく素人目線。スペックより「どう感じたか」を重要視。ネガティブもポジティブも正直に書いていくのが信条。

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