【デジタル】ロケットニュース24編集部が4K2Kビデオカメラを導入して良かった点と困った点

ロケットニュース24 / 2014年4月7日 22時0分

【デジタル】ロケットニュース24編集部が4K2Kビデオカメラを導入して良かった点と困った点

インターネットニュースサイト『ロケットニュース24』では、どの媒体よりも早く4K2Kビデオカメラを導入した。「高画質で撮るものなんてお宅さんにあるの?」と思われるかもしれないが、4K撮影による恩恵はどんな被写体だろうと大きい。媒体の財産としても価値のあるものになるし、ほかにも良い点が複数あるのだ。

・SONYの『FDR-AX100』
そこで今回、『ロケットニュース24』編集部が4K2Kビデオカメラを導入して良かった点と困った点を正直にお伝えしたいと思う。個人の方も、メディアの方も、購入(導入)の参考にしてもらえれば幸いである。ちなみに使用している機材はSONYの『FDR-AX100』だ。

・4K2Kビデオカメラを導入して良かった点
1. 高画質すぎる
当たり前だが驚くほど高画質。従来のHDの4倍の画質であり、細かい部分も表現可能。特に料理を撮影すると質感がリアルに感じられて、臨場感ある表現が可能となる。また、3Dでもないのに立体感のある映像に見えることもあり、高精細動画の素晴らしさを実感した。

2. HDも高画質
4Kで撮影した動画をHD画質にダウンして編集しても、最初からHD画質で撮影した動画よりキレイに感じた。元データが高精細なので、HD画質にしても細かさの恩恵は得られるのだろう。

3. トリミングして写真としても使えるレベル
『FDR-AX100』には録画中に静止画(写真)を撮影する機能が搭載されている。その機能で静止画を撮ってもいいのだが、あとから「このシーンを撮っておけばよかった!!」と後悔することもよくある。そんなとき、4K画質の動画をキャプチャし、PhotoShopでトリミング(切り抜き)するのだが、4K動画が美麗すぎて高精細な写真として使えてしまうのだ。

4. ズームしてもHDに劣らない画質
4K動画をパン(もしくはズーム)して使っても、ほとんど劣化せず美麗な映像として使用できる。仕様上はHD画質の4倍なので、4倍ほどパンして編集してもHD画質が保たれていることになる。HD画質のときズームするとかなり画質が劣化するが、それを感じられないのが凄い。

5. YouTubeが対応している
SONYの動画編集ソフト『Movie Studio Platinum 13』を使用して4K動画を編集。そして YouTube にアップロードして読者の皆さんに動画を提供しているが、しっかりと4K画質の美麗なままYouTubeにアップロードできた。2~3分の動画で約2GBほどの容量だが、光ファイバーならアップロードもすぐだ。

・4K2Kビデオカメラを導入して困った点
1. スタンバイ → 録画開始が遅い
『FDR-AX100』は録画開始ボタンを押してもすぐに録画を開始しない。約5秒ほどの “間” があってから録画を開始する。つまり、とっさの撮影に向いてない。ゆっくり「はい撮りますよ~」という合図ありきで撮るならOK。どちらにしても不便であり、なんとかしてもらいたい点。この春に発売予定のパナソニック一眼4Kカメラ『GH4』ではこの問題点がないことを祈る。

2. 取り込みに時間がかかる
撮影した動画を編集ソフト『Movie Studio Platinum 13』に取り込む際、動画の長さに比例してものすごく時間がかかる。このまま老衰で死んでしまうんじゃないかと思うくらい時間がかかる。動画の書き出しと同じくらい時間がかかるといっても過言ではない。つまり、編集を開始するまで長い時間を要するのだ。

3. 書き出しに時間がかかる
ほんの1~2分の動画の書き出しに数十分かかる。4年ほど前のノートパソコン(日本エイサー7750G)で書き出しをしたのだが、3分で30分以上の書き出し時間が必要だった。仕事に支障が出るので、デスクトップパソコンを用意し、そちらで書き出しをすることにした。それでも書き出しに数十分かかる状態なので、4K動画を編集する際は覚悟したほうがよい。

4. ほぼ『Movie Studio Platinum 13』でしか編集できない
『Movie Studio Platinum 13』での取り込みや書き出しがあまりにも時間がかかり過ぎるので、4K動画の編集に対応している『VideoStudio Pro X7』を購入したが、なぜか『FDR-AX100』で撮影した4K動画に対応していないようで、取り込みをしようとするとエラーが発生し、強制終了されてしまう。『FDR-AX100』で撮影したら『Movie Studio Platinum 13』を使うしかない!?

5. YouTubeで加工すると4K画質じゃなくなる
4K動画をアップロードしたとしても、YouTubeの加工システムを使うとHD画質になってしまう。なので画像の加工は『Movie Studio Platinum 13』で済ましておくべきといえる。

・まとめ
よく勘違いされがちだが、4Kモニターがなくても高精細な4K動画の世界は堪能できる。いまあなたが使用している4Kじゃないパソコンのモニターでも、4Kそのものは体験できないが「4Kだからこそ出せる画質」で楽しめるはずだ。

撮影している側からすれば、けっこうネガティブな部分も多くある4K動画。しかし、それでも高精細な世界を読者の皆さんに伝えたいという編集部の気持ちは強く、今後も4K動画を皆さんに楽しんでもらえるよう、試行錯誤していきたいと思う。もちろんHD画質の動画もお楽しみに。

Report: Kuzo(ロケットデジタル部).
Photo: Rocketnews24.
※ロケットデジタル部は、実際に入手または使用または購入した物だけをレビューしていくロケットニュース24編集部内の部署。マニア目線ではなく素人目線。スペックより「どう感じたか」を重要視。ネガティブもポジティブも正直に書いていくのが信条。

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