【永久保存版】北京からロンドンへ鉄道で行く方法まとめ! 完璧徹底マニュアル!!

ロケットニュース24 / 2014年6月8日 15時0分

【永久保存版】北京からロンドンへ鉄道で行く方法まとめ! 完璧徹底マニュアル!!

日本は島国。なので中国までは船か飛行機で行かざるを得ないが、北京からロンドンまで鉄道だけで行くことができる。もちろん、そんなことは皆さんご存じかと思うが、実際に試そうとする旅行者は限りなく少ない。しかし、未知なる冒険に出てみたいという気持ちは、旅行好きならば絶対にあるはずだ。

今回は、実際に北京からロンドンまで鉄道で旅をした筆者(私)が、その経験を皆さんに情報として提供。旅行者が同様のルートで北京からロンドンまで行けるよう、完璧徹底マニュアルをお伝えしたいと思う。

・ルート
北京 → ウランバートル(降りなくても可能) → モスクワ → キエフ → ワルシャワ → ベルリン → ハンブルグ → アムステルダム → ブリュッセル → ロンドン。これらの地点は、乗り換えが必要な場所。なお、ワルシャワからベルリンに入ってからは、このルートにとらわれず、好きなルートで移動できる。

・シベリア鉄道のチケットを買う
シベリア鉄道のチケットは北京駅で購入可能だ。外国人の場合、パスポートの提示が必要になることもあるので必ず持っていくこと。

しかし、一番よいのは「北京を拠点としている日本語対応可能な小さな旅行代理店」にお願いすることだ。代理店に対する数百元の手数料と切符の実費だけで、合計8~10万円程ですむ。ファーストクラスやセカンドクラスでの個室価格だ。私が購入した際は、北京からモスクワまで6477元だった。現在のレートでは10万円程となる。筆者が依頼したのは『北京散歩』という代理店で、とても信頼できるスタッフと対応だった。

・シベリア鉄道の切符を受け取る
特にトラブルがなければ、北京からモスクワまで走るシベリア鉄道は週に2本ある。日本から電話やメールで北京の旅行代理店に連絡し、手配できるかどうか調べてもらう。できるとなれば入金し、切符の手配を進めてもらう。時間差で売り切れになる場合もあるので、出来るだけ早く手配したいところ。

切符を受け取る方法は、自分が止まっているホテルのロビーで待ち合わせするのが無難だ。そこで本人確認をして切符を受け取る。

・ロシアビザを手配する
2014年5月現在、モンゴルビザは必要ない。ロシアにはツアーでしか入国できない(もしくは招待状がないと入国できない)と思われがちだが、陸路入国のビザだけをツアーなしで手配することができる。

「シベリア鉄道がロシア国境を通過する日にち」と「入国地点」を旅行代理店に伝え、ビザ発給の手続きを進めてもらう。しかしロシアビザ単体を申し込める旅行代理店は少ない。筆者は『どんぐりツアー』を利用した。

・北京に旅立つまでの準備の順番
シベリア鉄道の切符を北京の代理店に手配、ロシア国境を通過する日にちを日本の代理店に伝えてロシアビザを手配、ロシアビザがもらえた時点で北京のホテルと北京までの航空券を手配する。必ず切符 → ビザ → ホテル&飛行機の順で手配すること。ロシアビザをもらったとしても、シベリア鉄道の切符が完売していたら意味がない。

・ロシアビザの入国日は特に要注意
ロシアビザに詳しい人の話によると、申請した入国日より遅くても問題視されにくいが、申請した入国日よりも早く国境を越えようとすると、場合によってはトラブルが発生するかもしれないとのこと。なのでロシアビザの入国日は「しっかりロシア時間での日にち」を明確に伝えて申請するべきである。モンゴル時間での日にちで申請しないように注意しよう。

・他の切符は日本で事前に予約
ゆっくりと気ままな旅をするなら別だが、きっちりと旅程を決めたいという人は、日本でインターネットを使って事前に鉄道の予約をしておくことを強くオススメする。シベリア鉄道内でも 3G の電波がけっこう届いているので、テザリングを使って移動中にiPadやパソコンなどで手配することもできる。

・モスクワからキエフまでの切符の事前予約
ロシアの鉄道はインターネット上で国際列車の予約ができる。これは外国人も使えるシステムで、筆者はシベリア鉄道に乗りながら iPad で予約した。

パスポート情報が必要で、ロシア国鉄のサイトで予約をする。ロシア語が分からない人は『ロシア鉄道の切符をオンラインで買ってみた』というブログ記事を参考にするのもいい。それでも難しい人は『russianrail.com』で英語予約ができるが、少しだけ割高である。

・キエフからワルシャワまでの切符の事前予約
キエフからワルシャワへの国際列車は席がうまるのが早いらしく、事前に日本語対応可能なウクライナの代理店『ウクライナ・ツアー』に依頼し、現地で切符を受け取った。この代理店が今現在も鉄道切符の手配を常時受け付けているかどうか、そのあたりはサイトを確認するか、問い合わせるのが無難だ。

おそらく日本語が出来るウクライナの代理店としてはもっとも信頼できる代理店なので安心してよい。ポーランドとの国境で出入国審査があるのでご注意を。すべて車両に乗ったままで完結する。

・ユーレイルグローバルパス
ワルシャワはポーランド。よってユーレイルグローバルパス対応国である。もしパスを持っているのならば、ポーランドに入国した時点から、パスが適用された鉄道利用が可能となる。ワルシャワはもちろん、ベルリンからの移動はそのパスを使って旅をすると格安だ。パスは事前に日本で入手しておく必要があるので、日本の代理店で購入しておこう。筆者は『レイルヨーロッパ』で購入した。

・ドイツから各国への移動
ドイツはヨーロッパ最大の鉄道網をもっている。どこに行くのにも鉄道が便利だし本数も多いが、特急は予約したほうがよい。筆者はハンブルグを経由してアムステルダムへと向かう際、駅窓口で指定席を購入。乗り換えが必要な場合、どこで乗り換えればいいか経路や時間をプリントしてもらえるのが嬉しい。アムステルダムからブリュッセルに向かう際も駅の窓口で指定席を予約するのが無難。

・ユーロスターの切符の事前予約
ブリュッセルまたはパリからロンドンに向かう際、必ず乗らなくてはならないのがユーロスター。切符は事前に日本の代理店でも購入できるし、インターネットサイト『eurostar.com』から直接予約することができる。プリントしたQRコードで乗ることが可能。いつの間にか座席を変更されたり、発券後にインターネットサイトで変更した際はQRコードが無効になり、新たに発行された切符とあわせて2枚渡されることになる。片方しか使えないのでご注意を。

・パスポートチェック&出入国審査
モンゴルとロシア国境、ロシアとウクライナ国境、ウクライナとポーランド国境、そしてユーロスターの乗車駅(今回はベルギーのブリュッセル)でパスポートのチェックがあった。深夜に国境を越えるかたちになったので、けっこう面倒に感じたが、職員は予想に反してフレンドリーで、けっこう楽しかった(特にロシア国境)。

・【余談】シベリア鉄道での食事
モーニング、ランチ、ディナーを食堂車で食べる事が出来るので、空腹で倒れることはないはず。主要の駅には停車するし、キオスクがホームにあるので各駅の食べ比べをして楽しむこともできる。

特にバイカル湖付近はおばちゃんたちが食べ物を売りに列車に寄ってくるので、それを買ってもいい。しかし、おばちゃんの食べ物は腐っているときもあるので注意が必要(特に魚)。北京駅で大量に食べ物を買ってシベリア鉄道に乗る人もいるが、できれば食堂車で異国情緒あふれる料理を楽しみたいところ。車両ごとに給湯機があり、お湯は常に飲むことができる。

・【余談】 シベリア鉄道でのお金
食堂車は国ごとに車両もシェフも交代し、それぞれの国の通貨で支払うことになる。中国では中国元とドルとユーロが使えた。ロシア車両ではルーブル、ユーロ、ドルが使えた。キオスクやおばちゃんにはルーブルしか使えないと思っていい。クレジットカードや日本円はまったく使えない。

・【余談】 うさんくさい商人の存在
中国からモンゴルの区間、うさんくさい商人が衣類などの商品を売買のために運んでいることがある。中国からモンゴルに持ちこめる商品の量が決まっているのか、むりやり商品を乗客に持たせたり押しつけて、国境の出入国審査をやり過ごそうとする商人がいる。車内でなれなれしく話しかけてくる人たちには注意が必要だ。

関連記事: 北京から鉄道でロンドンに行く / 北京~ロンドン

参考リンク:『ロシア鉄道の切符をオンラインで買ってみた』『ウクライナ・ツアー』
Report: Kuzo.
Photo: RocketNews24.

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