漫画雑誌の廃刊ラッシュで漫画家戦国時代はじまるか! 大勢の漫画家で少ない誌面を取りあう

ロケットニュース24 / 2014年6月25日 0時0分

漫画雑誌の廃刊ラッシュで漫画家戦国時代はじまるか! 大勢の漫画家で少ない誌面を取りあう

大手出版社の漫画雑誌が廃刊(休刊)するとの情報が漫画業界に流れている。漫画歴20年以上のベテラン漫画家Cは今回の件を「10年前の廃刊とはワケが違う」と語り、この状況を危惧している。

・何倍もの漫画家が押し寄せる?
今後は廃刊ラッシュになる可能性があり、有名な漫画雑誌(たとえばスピリッツやヤングマガジンクラス)にたくさんの漫画家が流れ込んでくることを危惧しているのだ。ただでさえ少ないページに、何倍もの漫画家が押し寄せるということか。

・生き残れるとは限らない
もちろん、漫画業界は勝負の世界。おもしろい漫画家だけが残るのが自然の摂理という考えもある。廃刊しようがしまいが、おもしろいものを描けば生き残れる。それも正論かもしれない。だが、他誌ではナンバーワンだった漫画家でも、スピリッツやヤングマガジンで生き残れるとは限らない。そう漫画家Cは語る。

・漫画家Bのコメント
「編集者もヤバイですよ。トップ以外、業務委託されている外部編集者という編集部もたくさんあります。廃刊したら、優秀な編集者以外は行き場がありません。フリーの編集者もいますから、廃刊したらすぐ無職もありえます。ただし、ヒット作品を出した実績があれば他の編集部に異動する事もできるでしょう」

・漫画家Cのコメント
「小さな漫画雑誌がつぶれて、大きな漫画雑誌に漫画家がたくさんやってくる。それって誰も得しない状況なんです。漫画家が増えてもページは同じですから取り合いになる。競争率が激しくなって、ほんの一部の漫画家しか食えなくなる。そうなったら、漫画家はネットの世界に行くしかない」

・漫画家Dのコメント
「作品作りに没頭できる漫画家は幸せなんだよ。たとえ連載を持っている漫画家でも、食べて生き続けることを優先にしなければいけない。正直な話、転職も視野に入れたほうがよい。漫画でしか生きていけないなんて考えは、こだわりではなく、わがままでしかない。堅実に給料をもらえる仕事を探すのがベストなのに、漫画にしがみついてる漫画家はたくさんいるよ。先が読めない漫画家に先はない」

つまり……

廃刊後の漫画家:
大きな漫画雑誌に挑戦または連載。大勢の漫画家で少ない誌面を取りあう

廃刊後の編集者:
業務委託の編集者は契約解除の可能性あり。有能な場合は他誌に拾われる

・どのようにマネタイズしていくか
廃刊は読者にとって悲しいことだが、それ以上に漫画家や編集者にとっても苦しい状況。インターネットの世界でどのようにマネタイズしていくか、漫画家と編集者は考えなくてはならないのかもしれない。そう話す漫画家もいた。

執筆: Kuzo.
Photo: RocketNews24.

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