世間を騒がせた『レゴ』10選 「ブレイキング・バッド・レゴ」「アウシュビッツ強制収容所レゴ」など

ロケットニュース24 / 2014年7月2日 13時0分

世間を騒がせた『レゴ』10選 「ブレイキング・バッド・レゴ」「アウシュビッツ強制収容所レゴ」など

子供のみならず大人の心もつかんで離さない『レゴ』。様々な色と形をしたブロックの組み合わせは無限で、アイディア次第で何だって作り出せることから、まさに “魔法のオモチャ” とも言えるだろう。

1932年に世に出てから世界的に有名になったレゴだが、これまでに何度かニュースとして取り上げられたこともあるようだ。そこで今回は海外サイト「LISTVERSE」に掲載されていた『世間を騒がせたレゴ10選』を紹介したい。一見トラブルとは無縁のように見えるレゴだが、一体どんなことがあったのか?

1. 『ブレイキング・バッド・レゴ』
アメリカで爆発的な人気を誇り、日本でもジワジワとファンを増やしつつあるドラマ『ブレイキング・バッド』。末期ガンを宣告された化学教師ウォルター・ホワイトが、覚せい剤の密造に手を染めていくストーリーなのだが、そのテレビドラマが “レゴ化” されたのだ。

覚せい剤のドラマのレゴなんていいの? と疑問に思う人もいるかもしれないが、これは正式なレゴ製品ではなく、実は「Citizen Brick」という会社がレゴのパーツで作ったもの。発売時には、沢山の苦情も寄せられたという。ドラマの内容からしてレゴ社によって商品化されることはまずないと見られている。

2. レゴがバスを止める
テロへの警戒が続く中、思いもよらないものが集団パニックを引き起こすことがあるが、“たった1つのレゴ” がバスを止めたことがあるのだから驚きだ。

米マサチューセッツ州、6歳の少年がスクールバスの中で周りの友達にレゴの銃を見せながらお喋りをしていた。すると、その「銃」を目にした周りの生徒たちがパニックに陥ってしまい、運転手がバスを止める事態にまで発展してしまった。すぐにレゴだと分かったのだが、学校側は少年に居残りを命じ、バスの運転手と乗車していた生徒に対して謝罪文を書かせたという。

3. テロリストレゴ?
「Brick Arms」という会社によって作られた “ミスター・ホワイト” というミニフィギュア。強盗という設定のこの人形は、迷彩服に黒いズボン、銃にライフル、ロケット弾、手りゅう弾などを携帯している。その上、顔を白い布で覆っている彼の姿は、なんだかイスラム教過激派のテロリストのようだ。

イスラム教団体である「ラマダーン財団」は、“ミスター・ホワイト” の格好はテロリズムを思い起こさせるものだと非難したが、製作会社はあくまでも彼はテロリストではなく、ただの強盗だと主張し続けている。

4.『ザ・シンプソンズ・レゴ』
世界中で人気の米アニメ『ザ・シンプソンズ』。いささか際どい内容で有名なシンプソンズの商品化をアナウンスしたレゴ社に対して、「子供向け玩具として適していない」との多くの苦情が寄せられたという。しかし、レゴ社は商品化を敢行。現在、シンプソンズレゴは発売されており、多くのファンを喜ばせているようだ。日本でも入手可能である。

5. 「ヘイ!かわいこチャン!」
子供のためにレゴのシールを購入した米ジョシュ・スターンズさん。しかし、建築作業員のミニフィギュアの下に「ヘイ!かわいこチャン!(Hey Babe!)」と印刷されていることに気がついて、これは性差別的な表現であるとしてインターネット上で告発を行った。

彼の意見に多くの人が賛同したこともあり、レゴ社はこのシールの製作を中止し、配慮に欠けていたことを謝罪した。

6. デンマーク工場における人員削減
デンマークのメイン工場の人員削減を公表したレゴ社。2015年には380人もの従業員が職を解かれることになるという。これまで、多くの製品の生産から装飾、包装を担ってきたデンマーク工場だったが、2015年以降は生産に専念し、装飾や包装などは他の工場に任せる方針とのこと。

これらの行程をそれぞれの販売地域で行うことで、配送時間の短縮につなげたい考えがあるようだ。工場内で他のポジションが用意されるということだが、多くの従業員が解雇されるのではないかと懸念が高まっている。

7. ジャバの宮殿
2012年に発売されたレゴキット「スター・ウォーズ ジャバの宮殿」。しかし、オーストラリアのトルコ系コミュニティーが、このキットの宮殿の形がイスタンブールにあるアヤソフィア宮殿に似ていると批判。また、『スター・ウォーズ』で悪として描かれているジャバ・ザ・ハットの根城であることもイスラム教徒に対する偏見を助長しかねないと主張した。

現在、「ジャバの宮殿」はすでに生産されていないが、その理由をレゴ社は単なるモデルチェンジだとしている。現在はストックのみを購入できる状態のようだ。

8. ミニフィギュアの肌の色
レゴのミニフィギュアと言えばやはり「黄色」というイメージがあるが、今では様々な肌の色をした人形が販売されている。しかし当初レゴ社は、誰でも親しめるようにとミニフィギュアの色を黄色に統一していたという。

他の肌の色を採用し始めたのは、スター・ウォーズシリーズでのこと。作中に登場するランド・カルリシアンの肌が褐色だったからだ。重要な役どころであるカルリシアンのレゴ化を切望する声も高まり、初めて褐色のミニフィギュアの発売に踏み切ったのである。それ以来、様々な肌の色が登場するようになった。

9. レゴ フレンズ
2012年に女の子向けに発売されたシリーズ「レゴフレンズ」。ピンクやムラサキのブロックが多用されたり、キャラクターの職業がパン屋さんや美容師などであることから、女性に対する性差別だとの指摘が多数寄せられている。売れ行きは好調のようだが、子供に悪影響を与えるとの声も多い。

10. アウシュビッツ強制収容所レゴ
1996年、ポーランドの芸術家ズビグネフ・リベラは、新しい作品を作りたいからとレゴブロックを注文した。何を作るか知らされずに、注文通りブロックを納品したレゴ社だったが、後からリベラが作っていたのは “アウシュビッツ強制収容所にそっくりなレゴ作品” だという事実を知り、ショックを受けることになる。

ブラックユーモアなどではなく純粋な芸術作品だと主張するリベラに対して、作品の存在を公にしないでほしいとレゴ社は訴えかけていたという。しかし、今ではポーランドのワルシャワ現代美術館などに展示されているようだ。

参照元:YouTubeTalking To StrangersLISTVERSE(英語)
執筆:小千谷サチ

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