【禿じじい死ぬまで待とうホトトギス】岐阜名物? のろわれた土地に潜入取材 / 館の主は82歳だった! Byクーロン黒沢

ロケットニュース24 / 2014年10月12日 21時0分

【禿じじい死ぬまで待とうホトトギス】岐阜名物? のろわれた土地に潜入取材 / 館の主は82歳だった! Byクーロン黒沢

岐阜駅から車で10分ちょっとの、ひなびた住宅街。実はここに、中京遠征取材の目玉と言うべき、あこがれのスポットがある。珍スポ愛好家の間で「のろわれた土地」とか「のろいの家」と呼ばれている有名物件だ。

他人様の家を「のろわれた」と表現するのはどうかと思うが、ここの場合は自らそう称しているので問題はない……と思う。

論より証拠、画像をご覧いただきたい。こちらは「のろわれた土地」が公式配布する資料写真、現在は横断幕が無くなり、ほんの少しだけ大人しくなっているが、こんな感じの家が静かな住宅街に突然現れたら誰しもびっくり。一体何がのろわれているのか!?

・11年間の抗議活動。いつの間にか芸の域に到達?
玄関に回ると「やそじ列車終着駅 極楽! 下車ご自由に」という謎のキャッチフレーズが……? 事情通によれば、これでも去年と比べ看板の勢いがトーンダウンしているそうだが、それでも主のものと思われる車の周りには、大小さまざまな看板や壁画が並び、何かを訴えかけていた。

「我が家は三角地」という標識のたもとから、無料のチラシと有料(200円)の資料を一部ずつ頂く。これを読めば、何が主をここまで駆り立てたかが大体わかるというシステムだ。

資料によれば、館の主はこの一帯の区画整理で三角地を当てがわれ、約11年前から行政とトラブルになっているらしい。

「そう急いで殺さなくてもよかんべえ」
「禿じじい死ぬまで待とうホトトギス」
「死にみやげに一千万円買い増しもらった三角地。うらんで死ぬか」
「大勢で三途の川を渡ろうぜ。極楽浄土へ」

あちこちに貼られた風変わりな抗議看板。中には抗議の域を超越してしまっているものもあり、いくつかは「作品」に昇華しているのがポイント。独特の言語センスがいちいちカッコいい。

・館の主は御年82歳のスーパーITじいさんだった!
見入っていると、子犬を連れたお爺さんに声をかけられた。彼こそがこの館の主、マキノさんである。はるばる東京から来たと言うと、ニコニコしながら自宅スペースに招き入れてくれた。

共に抗議活動をしていた奥様は亡くなられ、現在はひとりで戦っておられるそうだが、どこか楽しげで非常に若々しい。御年82歳にして「岐阜名物ひがみ虫」というブログを連日怒涛の勢いで更新中。以前は家の前に手動のアクセスカウンターを設置。毎日のページビューを近所に公開していたこともあるという。

首からさげたスマホを操り、交通事故で追突されたときの写真を見せてくれる ITマスターぶりもステキ。30分ほどお邪魔したが、その間、ブログとスマホの話に終始し、抗議活動のことに何も触れなかったのも男らしいといえば男らしい。とにかく、末永く長生きしていただきたいものである。

参考リンク:岐阜名物ひがみ虫
Report : クーロン黒沢
Photo : Rocketnews24.

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