【命の水】スゴいぞお酒! 猛毒を口にして瀕死に陥ったニャンコにウォッカを点滴 → ベロベロになって生還

ロケットニュース24 / 2014年10月28日 20時0分

【命の水】スゴいぞお酒! 猛毒を口にして瀕死に陥ったニャンコにウォッカを点滴 → ベロベロになって生還

大好きな人にとってはまさに “命の水” でもあるお酒。「酒なしでは生きていけないよ〜」という人もいるかと思うが、今回お伝えするのは、実際にお酒が命を救った事例だ。

なんとあのウォッカが、命の危機にひんしたネコを救ったのである! え!? ネコにお酒を与えても大丈夫なの? どうやってウォッカが命を救うの? とビックリしてしまうこの話。一体どのような背景があったのだろうか?

・ぬれて帰ってきて具合の悪そうなミッセイ
今回の主人公は4カ月の子ネコ、ミッセイ。イギリスのスティーブンソンさん一家のもとで、幸せに暮らしているのだが、ある日、びしょぬれで外から帰ってきたのだ。スティーブンソンさんは、ミッセイの様子がなんだかおかしいと感じつつも、ただ水にぬれただけだと思ってあまり気にしなかったという。

しかし翌朝、ミッセイの容態が急変。グッタリして、明らかに具合が悪そうなのだ。すぐに動物病院に連れて行ったところ、ミッセイの体をぬらしていたのは水ではなく、 “不凍液(ふとうえき)” だったことが判明したのである。

・不凍液は猛毒
不凍液とは自動車のエンジン冷却水の凍結を防止に用いられる溶剤で、死を招くほどの毒性を持つ。たった2、3口で死に至る恐ろしい液体なのである。そんなもので体中ビショ濡れとなったらまさに命の危機だ。

・病院でウォッカを与えられることに!
そこで獣医師が取ったのは、ミッセイにウォッカを与えるというもの! アルコール度数37.9度ものウォッカを、ミッセイに点滴するというのだ。驚いて言葉を失うスティーブンソンさんだったが、ウォッカ点滴の効果は抜群。その結果、ミッセイは無事に死のふちから生還したのだった。

2日間かけてボトル半分ものウォッカを摂取したミッセイは、酔っぱらってしまい、立ち上がろうとしてもふらついて転んでしまったり、目もトロ〜ンとしていたという。だが命には代えられない。無事で良かった!

・なぜウォッカ?
しかし、なぜウォッカが投与されたのだろうか? 今回担当した獣医師のアンドリュー・ミラーさんによると、ウォッカに含まれるエタノールには不凍液の主成分エチレングリコールを分解する働きがあるのだとか。

ミラーさんは「たしかにウォッカを使った治療法は普通ではありませんが、不凍液を飲んでしまった動物に対してはよく使われます」と話している。そして、一刻も早い処置がなによりも大切だということだ。

・動物の誤飲には要注意
不凍液に含まれるエチレングリコールに甘味があるので、野生動物やペットなどが口に入れてしまうことが多いようだ。多くの動物愛護団体などは、ガレージや車道などに不凍液をこぼさないように、こぼれてしまった場合は、必ず除去するように呼びかけている。

甘い香りに誘われた動物が、不凍液の容器を噛んで開けてしまうこともあるので、容器をキチンと保管しておくことも重要だ。また、動物が口にしないように苦み成分を加えるよう提案もなされている。

それにしても、ウォッカがネコの命を救うなんて、そして冬にお世話になる不凍液がこんなにも恐ろしいモノだったとは、ダブルで驚きである。世の中には、なにが命を助けたり奪ったりするか分からないモノばかり。取り扱いには、十分注意する必要があると肝に銘じたい。素人判断で、動物にお酒を与えるのも絶対にダメだ!

参照元:MirrorWildlife Extra.com(英語)東京動物夜間病院
執筆:小千谷サチ
Photo:RocketNews24.
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