【NASA爆発事故】宇宙ステーションに届かなくって残念! 実は宇宙飛行士の好物とハロウィングッズが載せられていたアンタレスロケット

ロケットニュース24 / 2014年10月31日 16時0分

【NASA爆発事故】宇宙ステーションに届かなくって残念! 実は宇宙飛行士の好物とハロウィングッズが載せられていたアンタレスロケット

2014年10月28日、米バージニア州から国際宇宙ステーション(以下、ISS)へ向けて飛び立った直後、爆発したアンタレス・ロケット。薄暗い夕方の空を背に大きく炎を上げる様子が、世界中のメディアを駆け巡った。幸い死傷者はいないとNASAは発表している。

今回の打ち上げは、ISSに物資を届けるために実施されたもので、補給船には実験装置や水・食料など必要不可欠なものが積み込まれていた。だがその一方で、実はNASAのお茶目なプレゼントも紛れ込んでいたのだ……。

・ハロウィングッズが載せられていた
ISSに物資を補給するため、今回打ち上げられた米オービタル・サイエンシズ社のアンタレス・ロケットには、同社の「シグナス補給船運用3号機(Orb-3)」が搭載されていた。

補給船には約2.3トンもの実験装置などの他に、隕石を分析する装置、水や食料といった生活必需品などが積み込まれていたのである。しかしその中には、ISS滞在者たちのためのハロウィングッズなども入れられていたのだとか。さすがNASA! お茶目だ!!

とはいえ以前からも、クリスマスプレゼントや家族からのプレゼントなんかを送ったりと、しっかりとクルーの楽しみをNASAは考慮してきたのである。

・「うまくいかない日だってある」と宇宙飛行士のツイート
さて、ISS滞在者がこの爆発事故をどう思ているのか気になるところだ。クルーの一人リード・ワイズマン宇宙飛行士は、この爆発があった日に、宇宙から撮影した “日の出の写真” と共に以下のようなツイートを発し、自身の残念な気持ちを表している。

「うまくいかない日だってある。昨日は大変な日だった。」

・アメリカ料理クラブケーキも載せられていた
もちろんこの爆発事故は、関係者全員にショックを与えたはずだ。しかし、ワイズマン宇宙飛行士には個人的に残念に思う理由がもう1つあるかもしれない。というのも、彼の好きな食べ物が、シグナスOrb-3に載せられていたからである。

それは……クラブケーキ! カニ肉をパン粉と牛乳、マヨネーズなどと混ぜて作るアメリカ料理だ。NASAのチャールズ・ボールデン長官が、事前にワイズマン宇宙飛行士に「クラブケーキを送るから楽しみにしていてね」と直々に教えてあげていたものだったのである。食べたかっただろうになぁ……。

・プログレス補給船は無事到着
アンタレスが爆発したことで水や食料などが届けられなくて、ISSの搭乗員たちは大丈夫なのかな? と思ってしまうが、心配はご無用。十分な水や食料はISSに残されているし、なにより別の補給船がISSにすでに到着しているからだ。

それが「プログレスM-25M補給船」。アンタレスロケットの爆発9時間後に、ロシアのソユーズ・ロケットでカザフスタン共和国に位置するバイコヌール宇宙基地から打ち上げられたのである。すでに、ISSへのドッキングは無事に完了しているようで、ワイズマン宇宙飛行士もその画像をTwitterに投稿している。

この投稿に対して、多くの人々が「良かった!」などのコメントを寄せており、世界中が今回の爆発事故に関心を示していることがうかがえる。

現在進められている原因究明作業は、半年から1年かかると見られており、地域住民にもなにか拾ったりした場合などは連絡するように協力が求められているとのこと。犠牲者が出なかったことが不幸中の幸いだが、次に予定されている12月に同様の事故が起こらなければいい。

参照元:Twitter @Reid Wiseman@Space.comSpace.comRT Instagram(英語)
執筆:小千谷サチ
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