【海外ドラマ】『ブレイキング・バッド』の “ガス” の素顔に迫る! デンマーク生まれで母はオペラ歌手 「ドラマ史上最高の悪役トップ60」で第3位に!!

ロケットニュース24 / 2014年11月9日 18時0分

【海外ドラマ】『ブレイキング・バッド』の “ガス” の素顔に迫る! デンマーク生まれで母はオペラ歌手 「ドラマ史上最高の悪役トップ60」で第3位に!!

日本でも第3次海外ドラマブームの火付け役となり、シリーズ終了後もなお世界中でファンを増やし続けている最高傑作『ブレイキング・バッド』。秀作ドラマにおいて、緊張感あふれる人間関係を生み出し、作品に深みを与える存在として欠かせないのが “悪役” だ。そんな海外ドラマ界の悪役に新たな金字塔を打ち立てたのが、本作の麻薬王ガス・フリングである。

今回は、常にビシ! っとスーツでエリート然とキメ、一見マフィアらしからぬ風貌のガス役を演じた俳優、ジャンカルロ・エスポジートの素顔に迫ってみたいと思う。

・インターナショナルな背景の持ち主
癌(がん)を宣告された高校教師ウォルターが家族に遺産を残すため、麻薬を精製するという異色作『ブレイキング・バッド』。高純度ドラック “ブルーメス” を市場に流通させるため、ウォルターが取引することになったのが南米系マフィアのガスだ。

本作で演じた南米系のイメージと、褐色の肌に映える端正な顔立ちも手伝いラテン系かと思いきや、ジャンカルロの母はアフリカ出身のオペラ歌手で、父はイタリア人舞台制作の大工職人という混血。さらに歌手の母親がヨーロッパを巡業中、デンマークのコペンハーゲンで生まれるというインターナショナルな背景の持ち主だ。

・「テレビドラマ史上最高の悪役トップ60」で3位にランクイン!!
両親の仕事柄、演劇と触れ合いながら育ったジャンカルロは、6歳のとき移住したニューヨークで必然的に演技への道へ進み、8歳にしてブロードウェイの舞台を踏むことに。以来、テレビ・映画で数多くの作品に出演してきた彼だが、何といっても彼の知名度を一気に引き上げたのは、やはりガス・フリング役である。

マフィアのボスとは思えないほど表向きは几帳面で礼儀正しいビジネスマンだが、裏の顔は冷酷非情な麻薬王という2つの顔を持つガス。そんな突出した悪役ぶりが評価され、「テレビドラマ史上最高の悪役トップ60」で栄誉ある3位にランクインした。

・ガスのラストシーンに込められたジャンカルロの想い
そして本作のシーズン4最終話で、ウォルターの仕掛けた爆弾により命を落とすガスだが、このラストシーンにはジャンカルロの強い想いが込められているのだ。

“今までのドラマになかったようなリアルな死に方でキメたい!” と切望したジャンカルロは、クリエイターのヴィンス・ギリガンとトコトン話合ったという。その結果生み出されたのが、いつもシャツのボタンをキッチリ留めネクタイを締めているガスが、爆発の際、“顔の半分がフッ飛びながらも、最後の瞬間にネクタイをキリっと締め上げてから果てる” というシーンだったのだ。

「ガス・フリングという悪役の死に様を、ドラマ史上に残るような満足いく演出で残すことができた」とジャンカルロは語っている。

・ジェシー役のアーロン・ポールと因縁めいた役で共演していた!
このほかのトリビアとして、本作でウォルターの相棒ジェシーを演じたアーロン・ポールとジャンカルロは、2006年にドラマ『ゴースト ~天国からのささやき』シーズン1の第19話で共演している。

霊が見える主人公メリンダが、汚名を着せられて殺されたイーライの名誉を回復するというエピソードで、幽霊のイーライを演じたのがジャンカルロだ。そして激しい格闘の末、イーライを殺害するリンク役に扮しているのがアーロンで、後に『ブレイキング・バッド』で対立する役を演じた二人のことを考えると、因縁めいたものを感じざるを得ない。

・スピンオフ『Better Call Saul』にガスが出演するかも!?
そんななか、シリーズが終了してガッカリしているファンが心待ちにしているのが、アメリカで2015年初旬に放送開始されるスピンオフ『Better Call Saul』だ。本家の前日談となる本作で、ガスが登場するとの噂も飛び交っているのでファンは要チェックだ!

筆者の個人的な意見だが、悪役を演じこなせない、もしくは悪役にキャスティングされない俳優が演技の世界で生き残っていくのは難しいと思っている。最高の悪役として海外ドラマ界に鮮烈な印象を残したジャンカルロの、これからの活躍にも期待したい。

参照:IMDblistal(英語)
執筆:Nekolas
イラスト: マミヤ狂四郎
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