1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

地下室の人食い殺人鬼、出会い系アプリに潜む恐怖

Rolling Stone Japan / 2021年4月20日 6時45分

ケヴィン・ベーコンさんが地下室で遺体で発見された数日後の2020年1月上旬、マーク・ラタンスキーの自宅を囲む警察の立入禁止テープ(Photo by Ryan Garza/© TNS/ZUMA)

それは一夜限りの関係で終わるはずだった。

2019年12月24日午後5時頃、米ミシガン州フリントから南西に20分の場所にある住宅地、スワーツ・クリークに住む美容師ケヴィン・ベーコンさん(当時25歳)はゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー男性向けマッチングアプリGrindrで出会った男に会いに出かけた。

ベーコンさんの心は暗かった。家庭に問題があったと、彼の長年の友人でルームメイトのミシェル・マイヤーズさんは言う。その日の午後、自宅の向かいにある美容室での仕事を終えた彼は姉と母の髪をセットしていた。ローリングストーン誌が入手したメッセージのやり取りによると、会いたくない人物が夕食を食べに来ると2人から聞き、その間外で気晴らしをするため、Grindrを開いた。

マイヤーズさんや他の友人たち曰く、これは特に珍しい行動ではなかった。一般的な若い男性同様、一夜限りの関係を友人たちによく自慢していた。しかし、悩みからの逃避手段としてもよくセックスを使っていたと友人たちは言う。田舎臭くて刺激のないスワーツ・クリークが嫌いなのもその悩みの一つだった。「ここにあるものはみんなすごく時代遅れで、色々な機会を逃してる気になるんです」とマイヤーズさんは言う。

派手好きで、ハンドバッグを持ち歩き、有名デザイナーが手掛けた服に詳しい、身長6フィート(約183センチ)以上でがっしりとした体格のベーコンさんは郊外地で目立っていた。20代半ばにして既に生え際が後退していた髪を様々な色に染めていた。「みんなケヴィンを知っていました」と彼の近しい友人サラ・ホープ・スペンサーさんは言う。「大きくて、背が高くて、いつも何かすごいことをしていました」

2019年は全体的に苦しい一年だったが、それを変えようと動いていた。友人たちが住み、より規模の大きいゲイ・コミュニティのあるシカゴに引っ越そうと計画していたが、普段からお金の管理で困っていたベーコンさんにとって、決められた支出額を守るのは容易ではなかったため、まだしばらくスワーツ・クリークに留まることになっていた。

そのクリスマスイブにマイヤーズさんとルームシェアしていたアパートに戻ると、今晩の相手を探し始めた。友人の家に集まって酒を飲みながらゲームをする予定だったルームメイトと話しながら画面をスクロールしているうちに近くに住む男を見つけた。彼女によると、ベーコンさんは身支度を済ませると午後5時過ぎに車で出かけたという。家を出る様子をドアベルのカメラが捉えていた。だが、帰って来ることはなかった。

翌日、家族とのクリスマスの朝食に姿を現さないと、父は警察に通報した。3日間の捜索に地元メディアも同行し、フリントや近くの町に住む友人たちも駆けつけ、警察と家族と共に線路や茂み、畑の中を捜した。もし死んでいるとしたら、どこかの野原など、開けたところにいると考えていた。

皆が外を捜索していたその頃、ケヴィンさんは町から20マイル(約32キロ)離れた田舎にある石造りのコテージの地下室で吊り上げられ、喉をかき切られていた。会いに行っていた相手のマーク・ラタンスキーはすぐに容疑を認めた。しかし、ベーコンさんの身に起きたことは彼を心配する人たちが想像するより遥かに恐ろしかった。


素朴な田舎町、スワーツ・クリーク

地方都市の郊外にある住宅地の例に漏れず、スワーツ・クリークは素朴な町だ。栄えているフリントから車ですぐのところでのんびりと暮らせると住民たちはよく言う。

何エーカーもの耕地の間を抜けると人口5500人のスワーツ・クリークに辿り着く。町の至るところに小型のショッピングセンターや田舎風のレストランがあり、雨と雪にさらされ老朽化した、町の名を冠した給水塔がそびえ立つ。同じくスワーツ・クリークという名の支流と並行してメインストリートのミラー通りが南北に33マイル(約53キロ)走る。町の端に沿って流れる川は長い砂利の私道の先に建つ平屋の裏庭を彩り、町の中心部に近づくにつれ手入れされた小さな庭付きの2階建ての家が増える。

ダラーストアや大衆酒場、小型のショッピングモールを通り過ぎながらさらに数マイル進むと、かつてベーコンさんが駆け出しだった頃受付係りとして働いていたJ.C.ペニーが入っていた大型ショッピングモールのジェネシー・コモンズが見える。


生前のケヴィン・ベーコンさんは楽しく美容師として働き、シカゴに拠点を移すのが夢だった。(Courtesy of Vanessa Woodley)

美容師は天職だった。高校生の頃、新しい髪型を思いついては女友達で試していた。実験的過ぎて不安になることも時々あったものの彼は常に全力で、経験を積むと友人の息子や、後にルームメイトの髪をセットするようになった。包装技術者の父カールさんは有名スタイリストなどという非現実的な夢を追うのではなく、工業の道を進むことを望んでいたとケヴィンさんは友人たちに話していた(カールさんとご家族はこの件についての電話やメールに応じなかった)。

友人たち曰く、志望校のイースタンミシガン大学に入れたものの、200ドルの寮の敷金が払えなかったため、近所のベイカー大学に通い始めた。しかし、在学中も美容師になる夢を諦めきれなかったベーコンさんはじきに中退し、美容師免許を取ったとマイヤーズさんは言う。

それでも、給料の低さへの不満は残っていた。友人たちに仕事で行くとだけ伝え、アッパー半島へ消えたことがあった。給料が良い以外、仕事の具体的な内容などは聞かされなかったが、9日後には田舎はつまらないという理由で帰って来た。特に、ゲイ男性の出会いの場が存在しないと彼は語っていた。

その後ミシガン大学フリント校に通い始めたベーコンさんは美容師のアルバイトをしながら、2019年には一時大学のジェンダー・セクシュアリティー・センターで活動し、誇りを持てる未来に向かっているようだった。

しかしここでも問題を抱えていた。友人たちによると、ベーコンさんは以前から鬱やボディ・イメージで悩まされており、拒食と過食を繰り返したり、腕や脚を切りつけたりするなど、自傷行為に至ることもあった。衝動的に行動してしまうことも多く、マイヤーズさんとベーコンさんの母とのメッセージのやり取りによると、2018年に『アリー/スター誕生』を映画館に観に行った際、首を吊るシーンを観た後マイヤーズさん曰く「呆けていた」ベーコンさんは翌日睡眠薬を過剰摂取し、病院で胃の洗浄が行われた。1カ月後、心が苦しいと言う彼を母親が病院に連れて行ったとマイヤーズさんは言う。

2019年11月、マイヤーズさん曰く「肌が見えないほど」自分を切りつけたベーコンさんは2週間後、再度精神科に赴いた


マッチングアプリに依存していた理由

鬱の対処としてよく取っていた方法がインターネット上でパートナーを探すことだった。「ケヴィンは常に愛に飢えていましたが、男性とか、そういう人に普段受け入れてもらえたと感じることはありませんでした。だからTinderとかのマッチングアプリにあんなに依存していたんだと思います」と長年の友人のヴァネッサ・ウッドリーさんは言う。

しかし、ベーコンさんの持った関係は精神をより追い詰めるばかりだった。付き合った男たちの多くに心理的虐待を受けていたと友人たちは言う。マイヤーズさんによると、ベーコンさんは浮気したと激しく迫って来たり、体だけが目当てで近づいて来るような男を惹きつけ、どうにか更生させようという”プロジェクト”をよく行っていた。

このような破綻した関係が彼をさらに鬱の深みへ突き落としていったと友人のキンバリー・グエンさんは言う。2019年にミシガン大学フリント校のジェンダー・セクシュアリティー・センターで共に活動していたが、後にシカゴに移り住んだ。「色々な問題を抱え込み過ぎて自分を見失っていました」

ベーコンさんがシカゴにいるグエンさんを訪ねると、2人はゲイの人たちが集まる街ボーイズ・タウンで遊び、いつか自分もここに住むと誓った。しかしスワーツ・クリークに戻るとまた財政難に陥り、鬱が悪化し、インターネットで愛して治せる男を探す生活に戻ってしまった。

彼が一番のどん底にいたのは付き合っていた人と別れた2019年後半だったとウッドリーさんは言う。車で精神科に連れて行ったことがその秋2度もあった。「あんな状態の友達を見るのはつらいです。(別れたことが)本当につらくて……彼はとにかくあの感情から逃れたかったんです」

あまりに残酷だったからか、はたまた有名人と同姓同名だったからか、事件はワシントン・ポスト紙やデイリー・ビースト、イギリスのデイリー・メールなどにも取り上げられ、世界的に注目を集めた。そして、この惨劇の予兆があったと地方紙が報じるまでそう時間はかからなかった。ラタンスキーの被害に遭ったのはベーコンさんが3人目だった。(ラタンスキーの弁護人はこれについての複数回の取材依頼に応じなかった)

2019年10月10日、ジェームズ・カールセンさん(48歳)は誘拐され地下室で目覚めたと警察に通報。怒りに満ちた声で電話に話す。「ある男に会った。自分はバイセクシャルで、カワイイ男が口説いて来るから車の方で話した。店に行ってソーダを飲んだ。気がついたら地下室にいた」

手首を繋いでいた革のベルトを肉切り包丁で切り、そのまま包丁を片手に誘拐犯の車で州間高速道路69号線と平行に3マイル(約5キロ)走るタイレル通りを逃げて来たとオペレーターに伝えた。

「こんなことは初めてだ。薬を盛られたのかはわからない。地下室に閉じ込められてたことしか知らない。わかったか? 地下室で縛られてたんだ」と話した10分後に駆けつけた州警察に保護された。男は知り合いではないと言うカールセンさんは起訴しなかった。

ところが2020年6月、カールセンさんが連邦裁判所へラタンスキーを起訴すると事件の全容が明らかになった。カールセンさんはラタンスキーとセックスをするためニューヨークからミシガンへバスで移動したが、到着したと思ったら「ラタンスキーに縛られ地下室に監禁された」と起訴状にある。


「変な男から逃げている、地下室で縛られた。追われている」

カールセンさんの事件から6週間後の11月25日の午後、29歳の男が同じ家から逃げ出し警察に通報した。ラタンスキーの革製の腰巻を履いて逃げる男の後をラタンスキーが追う。「変な男から逃げている、地下室で縛られた。追われている」と群が公開した録音で男はオペレーターに言った。(名前は伏せられていた)

その後すぐに近隣住民の家に駆け込み、警察に住所を伝えたいと頼む男の声が録音されている。

住民の家に州警察が駆けつけたが、またもや不起訴に終わった。(ラタンスキーが追いかけていたのは腰巻が高価だったからと州警察は後日地元紙に説明)監禁され逃げているという決死の通報があったにも関わらず、大ごとにしたくないだろうと、警察は真剣に取り合わなかった。

州警察はその夜のことを隠したい2人が起訴しないと判断したため、自分たちに出来ることはなかったと主張。「大ごとにしたい人は誰もいません。誰も警察沙汰なんて望んでいないんです。このような人たちの多くには職場での顔とプライベートでの顔があり、その2つを交わらせたくありません。プライベートの秘密は絶対に守られなければなりません」とミシガン州警察デヴィッド・カイザー警部補が2020年1月に述べた。(現在カイザー氏は退職しているが警察の公式見解は変わっていないと代表は言う)

カールセンさんの弁護人を担当するジョン・マルコ氏はこの説明を批判。「そんなわけがありません。警察に来て欲しいから呼ぶんです。でなければ呼びません」

ミシガン州警察を相手にした裁判で複数回弁護人を務めたことがあるマルコ氏によると、カールセンさんは交通費も帰る手段もないままガソリンスタンドで降ろされ、事情聴取も行われなかった。彼がゲイ男性でなければ対応は違っただろうと述べている。

「より深く調査、より行き届いた対応をすべきだったんです。警察が基本的な対処、対応をしていれば事態は変わっていたはずです。ベーコンさんも生きていたでしょう」と言うマルコ氏にベーコンさんの友人たちも同意する。「なぜその時(ラタンスキーを)調べなかったのですか? ゲイの男たちが地下室で何かしているだけだったからですか?」とマイヤーズさん。ベーコンさんの死後、彼女の友人が挙げた点について語る。「もし地下室で縛られて逃げ出したのが女の子だったら? もし彼女が気にしなくていいと言っても、警察はそれでも(きっと)調査していたでしょう」

「同棲している人や交際関係にある人たちの間で起きた問題だと州の判断で起訴出来る場合もありますが、会ったばかりの人たちや一夜限りの関係だとそうもいきません」とDV事件を扱うウェイン群のトリッシュ・ジェラルド検事は言う。「交際関係の定義に州議会は長い時間を要した」ことに加え、カールセンさんやもう1人の被害者の男性のようにマッチングアプリを通して知り合ったような間柄では強制捜査や逮捕に至らないと語った。

しかし、シアワシー郡検事スコット・ケーナー氏によると、今回のような見知らぬ人による暴行事件の際、警察は被害者に訴訟を起こすよう説得することが出来る。「(警察は)出来る捜査はすべきですが、被害者が起訴しない以上、それには限りがあります。さらに、警察は被害者の意見を尊重し、彼らが求める対応と加害者を罰したいという世間の声とのバランスを取らなければなりません。その手段の一つとして、捜査に協力してもらえるよう被害者を説得します」


ミシガン州で暴行罪は最長10年の懲役刑

とはいえ、たとえ警察が捜査を行っていたとしても結果は変わらなかっただろうと言う者もいる。暴行事件、特に被害者が追及に積極的ではない場合は起訴するのが難しく、刑も短いことが多いからだ。ミシガン州で暴行罪は最長10年の懲役刑と5000ドルの罰金を言い渡されるが、被害者の協力なしでは罪に問われる確率が激減する。

「1回目の時に調べていれば3回目の事件は起きなかったと主張する声は絶えませんが、その主張は様々な勘違いを基にしています」とメリーランド大学キャリー・ロー・スクールでジェンダーに基づく暴力について教えるリー・グッドマーク教授は言う。「その一つがもし逮捕されれば起訴され、起訴されれば有罪判決が下り、有罪判決が下れば服役し、他に関わった男との接触を試みないほどの長期間投獄されるだろうというものです」だが、もしラタンスキーがすぐに逮捕されていればどうなっていたか、今となっては知る由もない。

【画像を見る】睾丸を揚げて食べたと話す食人鬼、マーク・ラタンスキー

ランシング・ステイト・ジャーナル紙によると12月27日の夜遅く、警察がラタンスキーの家を訪ねると、革製の腰巻を履いたラタンスキーが玄関に出た。特に焦る様子もなく家宅捜査に応じたと地元紙は報じている。警察が地下室でベーコンさんの遺体が吊り上げられているのを発見するとラタンスキーはすぐに容疑を認め、黙秘権の告知をされるとベーコンさんの血と骨を庭に撒く肥料に、肉はジャーキーにしようとしていたと話した。(地元紙によると殺害から数日後に食品乾燥器が郵便局に届けられた)その間に睾丸を揚げて食べたと供述。殺人と死体損壊の罪で逮捕された。初めはウィルク・オリコス・ヴィルカスと名乗ったが、その後ウェールズのトーマス氏族のエドガー・トーマス・ヒルと名乗り、最終的に保身のため本名を名乗った。

若い男の殺害と食人で逮捕される遥か昔、ラタンスキーは普通の生活を送る4児の父だった。デモイン・レジスター紙によると1991年に大学を卒業した後ダウ・ケミカルでインターンとして勤務し、4年後にアイオワ州立大学で化学の修士号を取得。2001年に結婚した元妻は離婚裁判所で判事にラタンスキーは多い時に年間で10万ドル以上稼いでいたと報告した。しかし精神衛生に問題が生じ始め、2010年と2012年に医師による診断を受けている。デモイン・レジスター紙が入手した調書には「深刻で慢性的な回帰性の精神病性大鬱病、鬱による適応障害、妄想型統合失調症から来る社会不安症、及び境界性パーソナリティ障害」を患っていると記録されている。2013年に離婚。元妻によると服薬を拒み、効果が切れると情緒が不安定になり、スプラッター映画を観たり子供たちのペットを処分すると脅したりしていたという。

「被告人は複数の国家が関与している陰謀論に強く固執しており、複数の信託財産も関わっている」とラタンスキーの弁護人は精神鑑定を請求する書類に記している。


インターネットで殺人犯に出会わないようにするために

当初ラタンスキーはベーコンさんに殺すよう頼まれたため喉をかき切ったと主張していたが、ランシング・ステイト・ジャーナル紙によるとベーコンさんは事前に自分の安全の保証を相手に確認していたことがベーコンさんの携帯から見つかったメッセージにより明らかになった。ラタンスキーの弁護人ダグラス・コーウィン氏は主張を支持するため自殺幇助罪を求めたが判事に却下された。

2020年1月、コーウィン氏は心神喪失抗弁を申し立て、2月に責任能力がないと判断されたが、裁判所は10月それを撤回した。2021年7月より始まる裁判で終身刑を言い渡される予定だ。

マイヤーズさんは友人の死の責任を問うより、あの夜ベーコンさんを助けるため、少なくとも今日を生きて迎えるために自分に何が出来たかを考えている。

ベーコンさんの失踪以降マッチングアプリで知り合った男性が相手の男性に殺される事件が少なくとも2件あり、ベルリンで起こったそのうち1件では教師がGrindrで知り合った相手を食べている。マイヤーズさんはこれら一連の事件から、一夜限りの相手を見つけるのが匿名でこんなにも簡単に出来てしまう今の時代にどうすれば自分の身を守れるかを考えるようになった。

Grindrはメールで「ベーコンさんのご家族ご友人の皆様にお悔やみ申し上げます。今回の恐ろしい事件に社員一同大変心を痛めており、プライバシーの観点から特定のアカウントや警察当局との連携について公式に言及することは出来ませんが、捜査の協力を依頼された際は惜しみなく力を尽す所存です」とコメントした。

マイヤーズさんはインターネットで殺人犯に出会わないようにするためには、アプリの安全性の確保から始めるべきだと考えている。「位置情報を使って出来ることは色々あると思います」とTinderがNoonlightと提携した例を挙げながら、アプリにセーフティネットを組み込めるのではないかと語った。「でも今回のような事件の場合、他にどんな手が尽くせたかわかりません」

12月にベーコンさんの家族と友人たちはフリント・ロックに向かい、彼を偲ぶ壁画を描いた。前年にも同じように虹とトレードマークの紫色の髪のベーコンさんの似顔絵を描いたが、今年はシンプルに名前だけ。

一方でマイヤーズさんと、ベーコンさんを病院に送ったウッドリーさんは家に残った。ウッドリーさんの姉は彼女にベーコンさんの似顔絵を贈り、12月半ばに新型コロナウイルスに感染したマイヤーズさんは静かに彼を偲んだ。

快活で、優しくて、思いやりに満ちた友人が生きていると願いながら大勢の人と彼の行方を捜し、最悪の結果に終わってしまったあの日のことをマイヤーズさんは忘れない。「みんなで捜してた去年のあの日のことが未だにフラッシュバックします。クリスマスはいつも変な感じがしますが、少しずつ良くなると願うばかりです」

【関連記事を読む】精神病を偽り20年生きてきた男の「誰も救われない悲劇」

from Rolling Stone US

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください