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格闘エンタテインメント『POUND STORM』、MIYAVI・EXILE SHOKICHI・THE RAMPAGEらが魅せる

Rolling Stone Japan / 2022年4月27日 20時3分

試合前のオープニング:アーティストの他、選手も集合した。

EXILEをはじめ、三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEなどが所属するLDHが手がける、格闘技とライブを融合した新たな格闘エンタテインメント『POUND STORM』が4月24日、両国国技館で初開催された。

【写真を見る】格闘エンタテインメント『POUND STORM』

『LDH FIGHTER BATTLE AUDITION』の最終選考を兼ねた5試合をはじめ、格闘技界も注目のカードが全10試合行われたほか、HALF TIME SHOWには、MIYAVI、EXILE SHOKICHI、GENERATIONS from EXILE TRIBE、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE、PKCZ®らがパフォーマンスを披露。戦うために鍛え抜かれた強靱な肉体と、魅せるために磨かれた美しくしなやかな肉体が躍動する、新たなエンタテインメントの幕開けの一夜となった。

まずはSWAYとPKCZ®がステージに登場。SWAYの「今日、今夜、ここで歴史を作るのは誰だ!?」という呼びかけに、高揚感に溢れたビートと共に出場選手が次々と登場。開幕が宣言されるやMIYAVI vs EXILE SHOKICHIが登場し「Fight Club」が繰り出された。MIYAVIのアグレッシブなギターとSHOKICHIの切れ味鋭いラップが、まるでバトルするかのように放たれる同曲。鍛え抜かれた男たちが己の拳のみを武器に闘いを繰り広げるブラッド・ピット主演の同名映画とも重なり、まさしくイベントのテーマソングと言っていい。続いてTHE RAMPAGEが登場し、「TOP OF THE TOP」をパフォーマンス。鮮やかなオレンジ色の衣装に身を包んだ彼らは、アッパーな2ステップのビートと共に、爽快さ溢れるボーカルと躍動するダンスで魅せた。そして黒の衣装でクールに決めたGENERATIONSは、アニメ『範馬刃牙』(TOKYO MXほか)のエンディングテーマ「Unchained World」で選手たちを鼓舞。今まさに戦いの火蓋が切って落とされようとしている。そんな高揚感と心地よい緊張感が、会場を支配した。


PKCZ®、SWAY


PKCZ®、EXILE SHOKICHI、MIYAVI


THE RAMPAGE from EXILE TRIBE


GENERATIONS from EXILE TRIBE

そして第1部は、『LDH FIGHTER BATTLE AUDITION』の最終選考を兼ねた5試合が行われた。ファイナルまで勝ち進んだ5人の前に立ちはだかるプロ格闘家たちを倒すことができれば、LDH所属契約を結べるというもの。技術と経験に勝るプロを前に彼らはどう戦うのか、抑えられない興奮に会場が沸いた。

第1試合は、17歳の鈴木崇矢が海飛に挑んだ。海飛のローブローに苦しめられ、なかなか勢いに乗ることができない鈴木。海飛の一瞬の隙を突いたパンチが鈴木の顔をとらえ、あえなく膝をつき海飛のTKO勝ちとなった。



続く第2試合では、宇佐美メイソンが、神の子”山本KID徳郁”も認めたスソンを相手に、鋭いハイキックを何発も繰り出す。ファイナルラウンドまでもつれ込み、ラスト30秒で意地を見せるも判定でわずか1点差で敗退。



第3試合は、海上自衛隊出身という異色の経歴を持つ中村京一郎が、アマチュアパンクラス選手権での優勝経験を持つ狩野優と対戦。グラウンドの戦いとなり何度もマウントを取られて苦戦した中村は、最後まで粘るが強烈な絞めに耐えきれずタップ。



三上ヘンリー大智が、空道全日本体力別最重量級の優勝者・岩﨑大河と対戦した第4試合は、お互い間合いを読み合う静かな戦い。第2ラウンドの中盤、三上の指が岩﨑の目に当たるアクシデントが起き、その時点での判定で岩﨑の勝利に。少々遺恨の残る試合になってしまった。



そして第5試合は、2度目の『FIGHTER BATTLE AUDITION』への参加となったオーディンが、修斗世界ライト級3位のマックス・ザ・ボディと対戦。序盤はオーディンのローキックがマックスをジワジワ追い詰める展開。マックスが攻勢に出ると”オーディン”コールが沸き、会場はオーディン一色に。グラウンドでの攻防で一時窮地に陥る場面もあったが、両者決定打を繰り出せず、終始パワーで圧倒したマックスが判定勝ちとなった。





HALF TIME SHOWで披露した大迫力のパフォーマンス

1st HALF TIME SHOWでは、肉体派舞踏集団として、プロダンスリーグ『D.LEAGUE』でもその名を知らしめるFULLCAST RAISERZがパフォーマンス。まるで巨大な何かと戦うかのような、大迫力のパフォーマンスで観客を釘づけにした。そこへGENERATIONSの佐野玲於と関口メンディー、THE RAMPAGEの武知海青と長谷川慎の4人が加わり、実に豪華なコラボが実現。ここでしか観られないパフォーマンスに、会場には歓喜の声が広がった。続いてGENERATIONSによる「新しい世界」が披露され、目の前に広がる新しい世界への喜びと興奮が表現されると、会場にはクラップが沸き起こった。そしてTHE RAMPAGEは熱いダンスチューン「FULLMETAL TRIGGER」で、次の試合への期待を煽っていった。

第2部は格闘技界の若手注目選手が次々と登場。第6試合のグンター・カルンダ vs エフェヴィガ雄志の対戦では、ジャンピングニーで魅せたエフェヴィガが3対0の判定勝ちを収めた。第7試合では齋藤奨司が、寝業師こと風間敏臣と対戦。足を取りに行った風間の顔に齋藤が膝を合わせてそのままダウンとなり、齋藤の勝利となった。



そして山本健斗デリカットと河名マストの第8試合では、山本が河名の思い通りにさせない展開だったが、最後には河名が勝利。膝を食らって出血したことについて、「最後に日和った。まだまだだ」とコメントした。

2nd HALF TIME SHOWでは、MIYAVIがビル・ウィザースのカバー「Aint No Sunshine」と「In Crowd (feat. Seann Bowe)」のメドレー、そして「Raise Me Up」をパフォーマンス。まるで雄叫びを上げるようなギタープレイを聴かせたMIYAVIは、オクタゴンの金網によじ登るなど会場をアグレッシブに動き回り、極上のサウンドとパワフルなステージングで観客を魅了。続くTHE RAMPAGEは、パフォーマーである5人によるユニット MA55IVE THE RAMPAGEが登場し、「Determined」でMIYAVIと向き合って鋭くテクニカルなラップを繰り出す。THE RAMPAGE全体では「SWAG & PRIDE」をパフォーマンス。『HiGH&LOW THE WORST』のバトルを目の前で繰り広げるかのようなステージに、観客も興奮冷めやらぬ様子で手を上げ、体を揺らしてサウンドに乗った。そしてGENERATIONS は「Make Me Better」「AGEHA」をパフォーマンス。おしゃれかつ、思わず真似したくなるような可愛さのある振り付けも魅力の「Make Me Better」では、客席で一緒に踊る観客の姿も見られた。アッパーな「AGEHA」ではリングの周りでジャンプし、観客もフラッグを振って楽曲を楽しんだ。

第3部は、プロデビューから快進撃を続けるLDH martial arts所属の2選手による注目カード。第9試合、宇佐美正パトリックは大尊伸光と対戦。冷静にパンチを打ち込む宇佐美に、苛立ちを隠しきれない大尊。最後の1分はどつき合いとなり、壮絶な接戦を大尊が制し、2020年に他界した母に勝利を捧げた。



そして最後の試合となる第10試合では、初代タイガーマスク 佐山聡の意思を受け継いだ中村倫也 vs 南米の修斗王者アリアンドロ・カエタノ戦。アリアンドロの鋭いパンチに中村が大量出血する苦しい展開に、会場の「倫也コール」が背中を押す。終始グラウンドで首を取りに行く攻めの姿勢を見せた中村が、3対0の判定勝ちで勝利。序盤の5試合で敗退してしまったドリーマーたちの応援やサポートに感謝し、「LDH最高!」と勝利の雄叫びを上げた。





『LDH FIGHTER BATTLE AUDITION』最終選考の結果

第1部で行われた『LDH FIGHTER BATTLE AUDITION』最終選考は、LDH martial arts代表・髙谷裕之、取締役・岡見勇信が登壇し「デビュー戦には酷なマッチメイクだった」と前置きをし、「LDH所属は、今回は無し」という結果に。「白黒つく厳しい世界。この厳しさも格闘技の魅力の1つだと分かって欲しい」とコメントし、「彼らなら乗り越えてくれる。さらに強くなってくれる」と激励した。

GRAND FINALEでは、THE RAMPAGEが再び「TOP OF THE TOP」をパフォーマンス。観客と一緒にタオルを回し、まるでドームのライブ空間のような盛り上がりとなった。GENERATIONSは、全てのドリーマーを応援するミディアムバラード「DREAMERS」を熱唱し、観客とクラップを交わして会場が一つになった。そして最後に再び「Fight Club」を繰り出し、場内には金テープが発射された。

従来のライブともスポーツイベントともひと味違う、体の奥底から湧き上がるような興奮と一体感を味わえる『POUND STORM』。自分の夢を叶えるための第一歩として、プロ格闘家たちに果敢に挑んだ5人。家族や仲間、応援してくれる人たちの思いを胸に、己の夢を賭けてしのぎを削ったプロ格闘家たち。そして全てのドリーマーたちに、歌とダンスと音楽でエールを送り続けたLDH所属のアーティストたち。全ての夢が一つに重なるステージ、それが『POUND STORM』。LDHの新たな夢の舞台が、この日走り始めた。

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