「重大な事態」羽賀研二容疑者の虚偽登記事件で司法書士会連合会が謝罪 副会長逮捕受け

羽賀研二容疑者

虚偽の公正証書を作成し、強制執行を妨害するなどしたとして、強制執行妨害目的財産譲渡仮装などの疑いで元タレントの羽賀研二（本名・当真美喜男）容疑者（63）＝沖縄県北谷町＝ら7人が愛知県警に逮捕された事件を巡り、共犯として日本司法書士会連合会副会長の野﨑史生容疑者が逮捕されたことを受け、同連合会は26日、「当連合会の役員から逮捕者が出たことは誠に遺憾であり、国民の皆様に不安を与えたことにつきお詫び申し上げます」などと公式サイトを通じて謝罪した。

同連合会は、小澤吉徳会長の名前が明記された「当連合会副会長逮捕に関する会長談話」とする文書を公式サイトに掲載した。「報道内容が事実であるとすれば、そのような行為は到底許されるものではなく、極めて重大な事態であると厳粛に受け止めています」とした上で「事実を確認の上、厳正に対処するとともに、今後も司法書士制度に対する国民の皆様の信頼確保のために全力で取り組んでいく所存です」とした。

7人の逮捕容疑は、他の者と共謀し昨年6月22日、強制執行を免れる目的で、羽賀容疑者が所有する沖縄県北谷町の不動産の所有権が、代表取締役を務める会社に移ったと虚偽の登記をするなどしたとしている。