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世田谷一家殺害24年を前に地元住民や元捜査幹部が集会「一刻も早い日本でのDNA活用を」

産経ニュース / 2024年12月14日 15時51分

世田谷一家殺害事件から24年を前に開かれた集会で、宮沢みきおさん一家へ黙祷する参加者=14日午前、東京都世田谷区(内田優作撮影)

平成12年12月、東京都世田谷区の住宅で会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=一家4人が殺害された事件の発生から24年を迎えるのを前に、地元住民や元捜査幹部らでつくる「世田谷事件の解決を願う有志の会」が14日、区内で集会を行った。

事件は平成12年12月30日夜から31日未明ごろ、世田谷区上祖師谷のみきおさん方で発生。みきおさんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=が殺害された。現場には犯人のA型の血痕や指紋が残され、DNA型も分かっている。

集会では殺人事件の捜査協力なども行う米国の遺伝子技術会社「パラボン・ナノラボ」社の研究者に対するインタビュー映像などを上映。微細なDNAから肌や頭髪の色、輪郭などを分析し、犯人の似顔絵を合成する技術や、事件解決に至った例について紹介した。みきおさんの母、節子さん(93)は「DNAの活用は希望の光。一刻も早い日本での活用を願っている」とコメントを寄せた。

主催した元警視庁成城署長の土田猛さん(77)は、DNA情報の積極的な活用には運用や管理を巡る法制化が不可欠と強調した上で「節子さんが生きている間に法制化を」と訴えた。

事件に関する情報提供は警視庁成城署捜査本部(03・3482・0110)。

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