深夜に集合住宅放火、容疑で68歳の男を逮捕 住民が死亡、動機を捜査 大阪・西成

放火され、焦げた跡が残る集合住宅の1階部分＝大阪市西成区（木下倫太朗撮影）

大阪市西成区の集合住宅に火を付けたとして、大阪府警西成署は25日、現住建造物等放火の疑いで、大阪市西成区萩之茶屋の無職、渡辺力夫容疑者（68）を逮捕した。容疑を認めているという。この火災で集合住宅に住んでいた無職、谷本勝弘さん（71）が死亡しており、同署が動機や詳しい経緯を調べる。

逮捕容疑は、8月25日午前0時半ごろ、大阪市西成区萩之茶屋の3階建て集合住宅の1階廊下で放火し、焼損させたとしている。

同署によると、集合住宅には計3人が暮らしており、谷本さんは1階に住んでいた。病院に搬送されたが、29日夜に低酸素脳症で亡くなった。