1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

「処理水から海守りたかった」靖国神社落書きの中国籍被告が初公判「歴史に興味ない」

産経ニュース / 2024年11月29日 15時11分

姜卓君被告(桐原正道撮影)

靖国神社(東京都千代田区)の石柱が落書きされた事件で、礼拝所不敬罪と器物損壊罪に問われた中国籍の姜卓君被告(29)の初公判が29日、東京地裁(福家康史裁判官)で開かれた。被告は起訴内容を認め、落書きは、東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出に抗議の意を示すためだったと明かした。

検察側は冒頭陳述で、中国のSNS(交流サイト)で過激な動画を投稿するインフルエンサーの董光明容疑者=礼拝所不敬と器物損壊の疑いで逮捕状=が事件を計画して来日。ファンだった被告が靖国神社に案内したり、スプレーを準備したりしたと主張した。

この日行われた被告人質問で被告は「歴史に興味がなく、靖国神社に恨みはない」と証言。令和5年8月に原発の処理水が海洋放出されたことに懸念を持ち、犯行に加わったとした。

処理水については国際原子力機関(IAEA)が安全性を認めているが、被告は「処理水で海が汚れるので、海を守りたかった」と述べ、放出に抗議する目的で落書きをしたと説明した

起訴状などによると、被告は董容疑者ら2人の中国人の男と共謀して5月31日午後10時ごろ、靖国神社の神社名が刻まれた「社号標」に赤いスプレーで「Toilet(トイレ)」と落書きし、礼拝所に不敬な行為をしたとしている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください