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袴田さん午後2時判決 裁判長はどんな人 バス放置死では声詰まらせ「千奈ちゃんは…」

産経ニュース / 2024年9月26日 9時29分

袴田巌さんの再審第15回公判。中央が国井恒志裁判長=5月22日、静岡地裁(代表撮影)

昭和41年、静岡県でみそ製造会社の専務ら一家4人を殺害したとして死刑が確定した袴田巌さん(88)の再審公判判決が26日午後2時から言い渡される。裁判長を務める国井恒志(こうし)氏(58)は、どんな人物なのか。

国井氏は、事件が起きたのと同じ昭和41年生まれ。平成6年4月に任官し、東京高裁などを経て令和3年10月に静岡地、家裁の部総括判事に就任した。裁判員裁判の経験が豊富で、裁判員裁判に関する論文も発表している。

前橋地裁判事だった2年3月、前橋市で女子高生2人を死傷させた自動車運転処罰法違反罪に問われた男に無罪を言い渡したが、2審東京高裁で弁護側が一転して有罪を主張。高裁は有罪判決を言い渡し、確定した。

静岡赴任後の4年9月、静岡県牧之原市の認定こども園園児の河本千奈ちゃん=当時(3)=が通園バスに置き去りにされて死亡した事件では裁判長を務めた。

6年7月、前園長らに有罪判決を言い渡した後、遺族に「千奈ちゃんは教訓となるためではなく、お父さん、お母さんを幸せにするために生まれてきた」と声を詰まらせながら語りかけた。

5年10月から始まった袴田さんの再審では初公判に先立つ9月、地裁浜松支部で袴田さんと面会。出廷の免除を決定した。袴田さんの判決での言動も注目される。(橘川玲奈)

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