ペルーから帰還した海外協力隊員 「和歌山の観光誘客にいかしたい」
産経ニュース / 2024年11月21日 19時12分
JICA(国際協力機構)海外協力隊でペルーに派遣されていた和歌山市在住の松本直樹さん(60)が今月、2年間の任期を終えて帰還した。現地では観光誘客などに携わっていたといい、「この経験を和歌山でもいかしたい」と意気込んでいる。
派遣前は県観光連盟に勤務し、海外メディアの対応などに当たっていた松本さんは、ペルー北部のラ・リベルター州トルヒーヨ市で観光分野で活動。世界遺産「チャンチャン遺跡」でガイド向けの日本語講座を開いたり、学校で日本の文化を伝える授業を行ったりしていた。
また、ペルーでは、古代インカ帝国の遺跡「マチュ・ピチュ」やナスカの地上絵といった南部の観光名所に観光客が集中するオーバーツーリズムが問題となっており、比較的観光客が少ないトルヒーヨ市への誘客を目指す役割も担っていた。
松本さんは「交通インフラの問題もあり、思うように成果は出せなかった。積み残したこともある」と振り返る。今後はボランティアガイドなどとして和歌山の観光に携わるといい、「この経験をいかして和歌山への誘客にも役立てたい。滞在期間の長いインバウンド(訪日外国人客)の訪問先に和歌山が選ばれるようにしたい」と語った。
◇
海外協力隊員として今月26日に派遣される和歌山市在住の2人が、松本さんとともに尾花正啓市長を表敬訪問した。2人は、マダガスカルに小学校教育支援で派遣される池尾穂美さん(24)とエチオピアにテニス指導者として派遣される林佑季さん(39)。
池尾さんは大阪府内の公立小学校での勤務経験をいかして現地の学校で教科指導のアドバイスを行う。「小学6年生の時から海外で子供たちに向けて活動する人にあこがれていた。今なら助言ができると思い応募した」と話した。
林さんは、バングラデシュにテニス指導のために派遣された経験がある。「求められている場所に行き教えることができることにやりがいを感じている。多くの経験を積みたい」と意気込みを語った。
尾花市長は「協力隊で得られた経験をふるさとに生かしてもらいたい」と激励した。JICAによると、26日時点で、県内からは2人を含めて17人が派遣されていることになるという。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
JICA海外協力隊として山口から海外に派遣!8人が決意表明
KRY山口放送 / 2024年11月20日 12時14分
-
パラでインド初のメダル、立役者は日本人 海外協力隊で柔道指導「ポテンシャルある」
共同通信 / 2024年11月17日 7時4分
-
日本と開発途上国に貢献し続ける事業の詳細が分かる一大イベント 第1回 「JICA国際協力賞」授賞式を開催
PR TIMES / 2024年11月14日 9時45分
-
世界に向けて岡山の発信に期待 JICA海外協力隊員5人の激励会 野球普及や観光促進など
KSB瀬戸内海放送 / 2024年11月12日 16時46分
-
高槻市在住の坂原友和さんが青年海外協力隊としての海外派遣を高槻市長に報告
PR TIMES / 2024年11月7日 18時45分
ランキング
-
1「首都高の“ETC”」利用率が98%!? それでも「料金所」に”係員“なぜ存在? 料金所スタッフの勤務実態とは
くるまのニュース / 2024年11月23日 9時10分
-
2とんでもない通帳残高に妻、絶句。家族のために生きてきた65歳元会社員が老後破産まっしぐら…遅くに授かった「ひとり娘」溺愛の果て
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月21日 8時45分
-
3小泉孝太郎がやっている「納豆の最高においしい食べ方」 タレ半分、“あるもの”をたっぷり
Sirabee / 2024年11月22日 16時15分
-
4ワークマンさん最高…!「1280円ルームシューズ」で足首までぽっかぽか&気持ち良い〜
女子SPA! / 2024年11月23日 15時45分
-
5カップヌードル、約1割が“アレ”を入れて食べがちと判明 ギャル曽根も「すごい好き」
Sirabee / 2024年11月19日 4時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください