西田ひかるさんが一日署長「慌ただしい年末、心に余裕を」 歌で被害防止呼びかけ

寸劇に参加した西田ひかるさん（左）＝大阪市北区 （鈴木源也撮影）

年末の交通事故や特殊詐欺被害の防止に向け、曽根崎署は、大阪市北区のグランフロント大阪で、タレントの西田ひかるさんを一日署長に迎え、歳末警戒に当たる部隊の発隊式を行った。家族とよく梅田を訪れるという西田さんは、「慌ただしい年末だからこそ、心に余裕をもって犯罪や事故に巻き込まれないように気を付けて」と買い物客らに呼びかけた。

グランフロント大阪北館の広場にある巨大なクリスマスツリーの前に、制服姿の西田さんが登場。還付金詐欺を再現した寸劇に参加し、犯人からの電話でATMへと誘導された被害者役に「ATMでスマホはダメ！　お金は返ってきません」と声をかけた。

府警音楽隊の演奏もあり、署が今年作った「東京ブギウギ」の替え歌「サギシャットアウト・ブギウギ」の楽曲に合わせて西田さんが歌声を披露した。

西田さんは全国で多発する「闇バイト」にも触れ「18歳の息子もバイトを探している。交流サイト（SNS）で手軽に探すのではなく、自分で足を運ぶなどして正しいものを見極めてほしい。怪しい誘いに誘導されないで」と話した。