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レジェンドが「歴代最強」と太鼓判、かつてない選手層のサッカー日本代表

産経ニュース / 2024年9月22日 10時0分

サッカー日本代表が2026年に米国、カナダ、メキシコで共催されるワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選を2連勝で滑り出した。圧倒的な内容で危なげなく中国とバーレーンを連破したチームを、4大会連続W杯代表の長友佑都(FC東京)は「歴代最強」と表現。ビッグクラブ所属選手が引っ張る形で互いに競争を繰り広げ、層の厚みを増したチームは開幕まで2年を切った次期W杯で新たな歴史を作る足固めを進めている。

8日の練習後に取材に応じた長友は、「(代表コーチの)長谷部(誠)さんとも話したのだけど、僕がみてきた中では個のクオリティーが一番あって、戦術も洗練されている。雰囲気も良く、歴代最強のチームだと感じる」と述べた。

12日に38歳になったベテランはW杯の経験が豊富なだけではなく、欧州有数の名門であるイタリア1部のインテル・ミラノで長くレギュラーを張っただけに説得力がある。同調したという長谷部コーチも10年南アフリカW杯から3大会連続で日本の主将を務め、ドイツ1部で長く活躍した名選手だ。

9月のW杯アジア最終予選で、日本は「歴代最強」を過大評価と思わせないプレーをみせた。5日の中国戦はタレント豊富な中盤の選手を中心に次々とネットを揺らして7-0の圧勝発進。10日にはW杯出場常連のオーストラリア撃破で波に乗るバーレーンと敵地で対戦し、5-0の完勝で連勝を飾った。

日本代表はひと昔前では考えられないほど、欧州のトップクラブでプレーする選手が増えた。9月の活動に招集された27人のうち、24~25年シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場クラブに在籍しているのは6人。故障で招集されなかった冨安健洋のアーセナルや伊藤洋輝のバイエルン・ミュンヘンも世界最高峰の大会に出場する。

選手層の厚みを象徴しているのが、DFラインの伊藤だ。伊藤が好選手であるのはいうまでもないが、現時点における代表での序列は冨安や板倉滉(ボルシアMG)がやや上回る。代表で盤石の地位を築いていない選手が、主力候補として世界屈指の名門に請われて移籍するのだから、日本のレベルの高さがうかがえる。

今季のCL組以外でも、三笘薫(ブライトン)、久保建英(レアル・ソシエダード)、伊東純也、中村敬斗(ともにスタッド・ランス)らは5大リーグ所属クラブでエース格に君臨。中堅リーグにも町田浩樹(サンジロワーズ)や旗手怜央(セルティック)ら、ステップアップが噂される選手がひしめいている。

現代表は先発メンバーを予想するのが難しい。それも理由は「どんぐりの背比べ」や「帯に短したすきに長し」ではなく、タレントがきら星のごとくそろった「多士済済」なのだから頼もしい。日本サッカー界が生んだレジェンドたちが、「歴代最強」と感じるのも当然のようだ。(運動部 奥山次郎)

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