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木琴愛をオペラ作品に注ぐ 平岡養一の音色を受け継ぐ通崎睦美が10月に東京でリサイタル

産経ニュース / 2024年9月25日 9時0分

戦前から日米両国で活躍した往年の木琴奏者、平岡養一(1907~81年)の音色を受け継ぐ通崎睦美が、新旧の魅力を織り込んで届けるリサイタル「木琴で愉しむオペラの世界」を10月14日、サントリーホール・ブルーローズ(東京都港区)で開く。平岡が愛用した楽器を弾き始めてまもなく20年。ますます深まる〝木琴愛〟を、色調豊かなオペラ作品に注ぎ込む。

もともとマリンバ奏者としてキャリアを重ねてきた通崎は、平成17年に平岡の木琴を譲り受け、偉大な足跡をたどりつつ木琴の魅力を伝える音楽活動を継続して展開。25年には評伝『木琴デイズ 平岡養一「天衣無縫の音楽人生」』(講談社)を著した。

今回は戦前から昭和中期にかけ、平岡らが親しみやすい旋律を奏でて大衆の西洋音楽の受容に一役買ったオペラの世界が主題。平岡が1930年代に英語で書き残した「木琴は歌うことができる」という言葉を、快活な音色と点のつながりで再現する。自身が「木琴と相性がいい」と感じるフルートに森本英希、ピアノに松園洋二を迎える。

「カルメン綺想曲」や歌劇「ウィリアム・テル」幻想曲、ベートーベンの劇音楽「トルコ行進曲」など定番の楽曲のほか、現代オペラからの新たなレパートリー、自ら委嘱した現代作曲家の物語性のある小品など多彩なラインアップで構成。「親しみやすいものと初めて聴くような曲を組み合わせており、幅広い方々に楽しんでいただけたら」と話している。

午後2時開演。全席指定で、S席5000円、A席4000円、U-25(25歳以下)3000円。問い合わせは、ヒラサ・オフィス(03-5727-8830)。

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