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トランプ氏 ウクライナ問題で外交本格化 プーチン氏に停戦呼び掛け、軍事支援は縮小意向

産経ニュース / 2024年12月9日 10時56分

【ワシントン=坂本一之】トランプ次期米大統領がロシアのウクライナ侵略で続く戦争の終結を目指し外交を本格化させている。7日に訪問先のパリでウクライナのゼレンスキー大統領、マクロン仏大統領と3者会談を実施すると、8日には自身の交流サイト(SNS)でプーチン露大統領に即時停戦と交渉を求め「今こそ行動するときだ」と呼び掛けた。

トランプ氏は米NBCテレビが8日に報じたインタビューで、ウクライナでの戦争を来年1月の大統領就任前に終結させる考えがあるかを問われ、「できるなら終わらせたい」と述べた。

ロシアが批判する米国の対ウクライナ支援については、縮小する意向を示した。インタビューは6日に実施された。

トランプ氏は翌7日にパリでゼレンスキー氏らと会談。8日にはSNSでウクライナ側は「取引をして狂乱を止めたいと思っている」と主張。さらに「ロシアはウクライナ(侵略)や経済悪化で弱体化している」とし、「直ちに停戦し交渉を始めるべきだ」と関係国に訴えた。

停戦や和平交渉を始める理由としてウクライナとロシアの双方で多数の犠牲者が出ていることを指摘し、被害拡大を回避する必要性を論じるなどして自身の外交への理解を国内外から得ようとしている。

トランプ氏はSNSでプーチン氏に停戦と和平交渉を呼び掛けるだけでなく、ロシアと関係を深める「中国は助けることができる」と語り、習近平国家主席に協力を求めるなど〝口頭〟外交も展開している。

一方、バイデン米政権は7日、ウクライナに高機動ロケット砲システム「ハイマース」用の弾薬や無人機装備などを供与する9億8800万ドル(約1480億円)の追加軍事支援を実施すると発表した。

オースティン国防長官は同日の演説で、ウクライナ問題の対応に関し「クレムリン(プーチン露政権)に立ち向かい続けるか、プーチンの好きにさせ子供や孫たちに混乱や紛争の世界で生きることを強いるかだ」と述べ、トランプ次期政権に支援継続を促した。

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