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日米首脳、退任控え互いに謝意 同盟の抑止・対処力強化を確認

産経ニュース / 2024年9月22日 19時5分

【ウィルミントン(東部デラウェア州)=坂本一之】日米豪印4カ国の協力枠組み「クアッド」首脳会合に先立ち、東部デラウェア州ウィルミントンで行われた日米首脳会談は、バイデン米大統領が岸田文雄首相を自宅に招く形で行われた。会談では「同盟の抑止力・対処力の向上」を図ることなどを確認。退任を控える両首脳の会談は今回が最後となる見通しで、互いに任期中の苦労をねぎらった。

両首脳は「台湾海峡の平和と安定の重要性」を確認し、台湾統一を掲げる中国を牽制(けんせい)。中国との対話を継続する重要性でも一致した。北朝鮮の核・ミサイル開発や日本人拉致問題などに関して意見を交わした。

また、自衛隊と米軍の連携強化に向けた指揮・統制枠組みの見直しなどで一致した4月の共同声明に基づき、防衛協力を推進することを確認。米国で国内産業を保護する内向き志向の政策が強まる中、岸田首相は「日本は米国にとって最大の投資国として貢献している」と説明し、日米連携の強化も訴えた。

岸田首相は「バイデン氏の力強いリーダーシップで日米同盟がかつてなく強固になった」と謝意を伝え、バイデン氏は世界における日本の役割や防衛力の強化を図った岸田首相の「勇気ある指導力」を称賛。会談冒頭には、岸田氏を案内して建物や目の前にある湖などを紹介し、交流を深める場面もあった。

一方、岸田首相は同日、オーストラリアのアルバニージー首相とも会談し、経済安全保障分野の協力強化で一致。インドのモディ首相との会談では、幅広い分野における2国間協力の推進を申し合わせた。

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