柘植外務副大臣、中国外務次官と会談 深圳の日本人男児刺殺に関する説明を求める

【北京＝三塚聖平】中国を訪問している柘植芳文外務副大臣は23日、中国の孫衛東（そん・えいとう）外務次官と北京市内で会談した。日本政府関係者が明らかにした。中国広東省深圳（しんせん）市で日本人学校に通う日本人男子児童（10）が男に刺されて死亡した事件について、再発防止策の徹底や、動機など事実関係に関する説明を求めたとみられる。

中国当局は、今回の事件は単独犯による「偶発的な事件」だと強調し、日本人を狙った犯行なのかといった日本側が求める動機や背景について説明していない。

柘植氏は深圳の事件に関する対応のため、22～24日の日程で北京を訪問している。