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「国連のシステムに台湾を」 台北駐日経済文化代表処札幌分処の粘信士処長が訴え

産経ニュース / 2024年9月27日 18時29分

台北駐日経済文化代表処札幌分処の粘信士処長=27日午後、札幌市中央区(坂本隆浩撮影)

台北駐日経済文化代表処札幌分処の粘信士処長は27日、産経新聞社のインタビュー取材に応じた。世界的に需要が高まっている半導体供給基地としての存在感とともに、国際物流ルートである台湾海峡の重要性などを強調した上で「世界が前進するために協力を続けていく。安全でより良い世界のためには台湾を国連のシステムに組み入れることが重要だ」などと述べた。

粘処長は、G7(主要国首脳会議)やASEAN(東南アジア諸国連合)など国際会合で各国代表らが台湾海峡の平和と安定を守る重要性を強調していると説明。その上で国連の対応について、「緊張した情勢を緩和させる必要性は理解していても、台湾海峡の現状を一方的に変更しようとする中国の挑発行為に対する具体的な対処をしていない。台湾を国連システムに組み入れることもしていない」と指摘し、「台湾に対する不公平な政策を見直すべきだ」と訴えた。

一方で北海道における日台関係の深化が進んでいると強調。今月9日に着任した台北駐日経済文化代表処(東京都)の李逸洋代表が「日台関係は多くの分野で交流が史上最高レベルに達している」などとあいさつしたことに触れ、「道内の市町村や議会、経済団体なとどの交流をさらに深めていく」と述べた。

道内では北海道や札幌市など12の議会で日台友好議員連盟が立ち上がっているほか、24地域が日台親善協会を設立。さらに16自治体・組織が台湾の自治体などと友好交流協定を締結している。粘処長は「こうした枠組みを活用していく」と語っている。(坂本隆浩)

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