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ロシア、出産否定を尊重する「チャイルドフリー」の宣伝禁止へ 人口減に危機感

産経ニュース / 2024年9月26日 11時7分

ロシア上下両院の議員団は25日、出産しないという選択を尊重する考え方「チャイルドフリー」の宣伝を禁止する法案を下院に提出した。タス通信が伝えた。法案が成立すれば、インターネット上での情報発信や関連書籍の販売などが違法化される。法案はまた、個人が違反すれば最高80万ルーブル(約125万円)、法人が違反すれば最高500万ルーブルの罰金を科すと定めた。

徴兵制を敷くロシアでは伝統的に人口減への警戒感が強く、国が出産を奨励してきた。ただ、国民意識の変化などでロシアの人口は減少傾向が続いている。法案は人口減へのロシアの危機感の表れだとみられる。

法案にはまた、ロシアの主張する「伝統的価値観」を守る意図もありそうだ。ロシアは2022年、伝統的価値観に反するとして、性的少数者(LGBTなど)への関心を助長する宣伝を全面的に禁止。23年には性別適合手術を原則的に禁じる法律も施行した。実際、今回の法案にはLGBT宣伝禁止法の構成や罰則が援用された。

政府統計によると、ロシアの24年1月の人口は約1億4620万人。23年1月は約1億4645万人だった。(小野田雄一)

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