国連総会でバイデン米大統領「露侵略立ち向かう」 一般討論演説で国際秩序擁護を訴え

24日、国連総会で一般討論演説を行うバイデン米大統領（AP）

【ニューヨーク＝平田雄介】国連総会の一般討論演説が24日午前（日本時間同日夜）、ニューヨークの国連本部で始まった。バイデン米大統領は演説で、ウクライナ攻撃を続けるロシアなどの「侵略に立ち向かう」と述べ、国際秩序の擁護を訴えた。

国連のグテレス事務総長は一般討論の冒頭で「私たちの世界は嵐の中にある」と演説し、気候変動やパレスチナ自治区ガザでの戦闘、ウクライナ侵略などに危機感を示した。

30日までの一般討論の期間中、安全保障理事会はウクライナ侵略に関する会合を24日午後（同25日未明）、中東問題の会合を27日午後（同28日未明）にそれぞれ開く。

日本は、自民党総裁選（同27日投開票）のため一般討論を欠席する岸田文雄首相や上川陽子外相に代わり、山崎和之国連大使が演説者を務める。