1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

大規模攻撃の後も応酬続く イスラエルとヒズボラ レバノンへ地上侵攻検討の観測も

産経ニュース / 2024年9月24日 19時19分

【ラマラ(ヨルダン川西岸)=佐藤貴生】イスラエル軍とレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラは24日、互いに攻撃を行ったと発表した。軍は南部のヒズボラの拠点数十カ所を、ヒズボラはイスラエルの爆弾製造工場などをそれぞれ攻撃したとしている。

イスラエル軍は23日、レバノン国内のヒズボラの拠点約1600カ所を爆撃した。レバノン当局は約500人が死亡、1600人超が負傷したと述べた。欧米メディアは1日の被害としてはレバノン内戦(1975~90年)以降では最悪の規模だと報じた。

イスラエル軍がレバノンへの地上侵攻を検討しているとの観測も出ている。米軍は中東に部隊を増派する方針を示した。

イスラエル軍は23日夜、ヒズボラでレバノン南部戦線を指揮していたアリ・カラキ幹部司令官を標的に首都ベイルート南郊を空爆した。イスラエルのメディアが報じた。司令官は負傷したとの情報も出た。

イスラエルのネタニヤフ首相は23日、攻撃対象はヒズボラだとしてレバノン国民に避難するよう呼び掛けた。イスラエル軍のハレビ参謀総長は「ヒズボラが過去20年間に建設した軍事インフラを攻撃している」とし、「次の段階」への準備をしていると述べた。

ヒズボラは1982年、反イスラエル闘争のためイラン革命防衛隊の指導で創設されたイスラム教シーア派の民兵組織。レバノン国軍を上回る戦闘能力を持つといわれる。イスラエルとの06年の交戦では、約1カ月の間にレバノンで1100人以上、イスラエルで約160人がそれぞれ死亡したとされる。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください