【囲碁】井山裕太七冠、世界最強の中国棋士破り決勝へ LG杯朝鮮日報棋王戦

産経ニュース / 2017年11月15日 16時52分

第22回LG杯朝鮮日報棋王戦の準決勝で柯潔九段(右)と対戦する井山裕太六冠=15日、日本棋院(伊藤洋一撮影)

 囲碁の国際棋戦、第22回LG杯朝鮮日報棋王戦の準決勝が15日、東京都千代田区の日本棋院で行われ、井山裕太七冠(28)が267手までで中国の柯潔九段(20)に黒番中押し勝ちし、決勝進出を決めた。柯九段は世界ナンバーワンの実力を持つとされ、今春には米グーグル傘下のベンチャーが開発した人工知能(AI)搭載の囲碁ソフト 「アルファ碁」と対局。3連敗したが、「世紀の対決」として注目を集めた。

 井山七冠が柯九段と公式戦で対局するのは今回が2度目。井山七冠は終局後、「苦しかった場面があったのに世界一の柯潔さんに勝つことができたのは運も良かった」と話した。2013(平成25)年のテレビ囲碁アジア選手権(7人が出場)以来の国際棋戦制覇に向け、「大きな大会での決勝進出は初めてで興奮している。ファンの応援のおかげ。世界の舞台でいい戦いをするのが目標だったので、相手は若くて厳しいが、精いっぱい頑張る」と意気込んだ。

 一方の柯九段は「途中は良かったので、負けて気持ちが落ち着かない」と肩を落とした。

 準決勝のもう一局は、中国勢対決となり、謝爾豪五段(19)が188手で江維傑九段(26)に白番中押し勝ちした。謝五段は「大きなミスなく打てて満足している。井山さんは日本の七冠を持っている強い相手だが、ふだん通りに対局するだけです」と語った。

 同戦は韓国棋院主管だが、他国の団体に所属する棋士も参加できる国際棋戦。32人によるトーナメントが5月に開幕した。

 LG杯の決勝三番勝負は来年2月に行われ、井山七冠は謝爾豪五段と対戦。日本勢としては、2005年の張栩九段以来3人目の優勝を目指す。 

産経ニュース

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