高松塚古墳壁画 専門家に公開 文化庁

産経ニュース / 2019年8月8日 7時32分

高松塚古墳壁画の「飛鳥美人」(西壁女子群像)を見る専門家ら=奈良県明日香村

 文化庁は7日、奈良県明日香村の同庁施設で修復中の国宝・高松塚古墳壁画(7世紀末~8世紀初め)を、日本考古学協会や日本文化財科学会、古代学研究会など9学会の専門家16人に公開した。4年ぶり4回目。

 高松塚古墳壁画は平成19年、劣化した壁画の保存・修復のために石室ごと解体され、カビ除去などの修復作業を実施。来年3月に完了する予定となっている。

 公開は2回に分けて行われ、マスク姿で修復室に入った専門家はそれぞれ約1時間かけ、ゆっくりと壁画を見て回った。

 昭和47年、関西大の学生として壁画発見の調査に携わった森岡秀人・古代学研究会代表は「壁画はきれいになっており、カビの減衰を目標にした修復としては大成功といえる」と述べた。日本文化財科学会副会長の今津節生・奈良大教授は「カビはきれいに取れているが、石材にはたくさんの亀裂が入り、かなり弱くなっている印象を受けた。その強化が課題だろう」と話した。

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