【小池知事定例会見録】「全ての方々に対して慰霊する気持ち変わらない」 関東大震災の犠牲者の慰霊、今年も追悼文なし

産経ニュース / 2018年8月11日 6時6分

定例会見に臨む東京都の小池百合子知事=10日、都庁

 《10日午後2時から都庁会見室で》

 【知事冒頭発言】

 「冒頭、知事の同志といたしまして、沖縄県の翁長雄志知事が、ご逝去されました。ご逝去を悼みまして、謹んでお悔やみを申し上げたいと存じます。知事とは、かなり前ですが、私が沖縄担当の大臣をやっておりました際に、当時、那覇市長だった翁長さんと、那覇の大綱挽という、大変壮大なといいましょうか、ダイナミックなイベントに参加したことを覚えております。それから、フラッグツアーで昨年、沖縄に行っておりますので、その際にも、私からはパラリンピックの旗をお渡ししたように記憶いたしております。まだまだお若い知事でありましたけれども、亡くなられて、本当に残念に思います。ご冥福を心からお祈りしたいと存じます」

 「それから、上野動物園で、あそこには待っている長蛇の列があるので、何か工夫できないかということから、動物園の担当がいろいろ考えて、うちわを作ってくれました。今日から、あそこに並ぶ方は、楽しみにしながら、パンダのこと、シャンシャンに会う前に、頭がどうなっているのかとか、器用な前足とか、いろいろなノウハウもこれでわかるということで、動物園も、ちょうど夏休みですから、暑さであるとか、子供たちに良い思い出をつくってもらういろいろな工夫をしていきたい、そのように指示もし、かつ、非常に動物園もそれで燃えているということであります」

 「それから、『100歳大学』のプレミアム・カレッジについてのご報告をしておきたいと思います。これは、かねてより申し上げておりますように、今、人生100年時代でございまして、そしてまた、皆さん、いろいろな経験を積んでこられた方々が、例えば、会社を退職された、リタイアされた後、居場所がなかなか見つからないとか、せっかくの技であるとか知見を生かす場所がなかなか見つからない、これからのこの長寿社会でどうやって元気に自分自身の居場所、そして役割を見つけていくか、これは、大きな課題だと思います」

 「ということで、首都大学東京で来年4月から『100歳大学』を開講いたします。この名前が『TMU(Tokyo Metropolitan University)プレミアム・カレッジ』という名称になっております。このTMUプレミアム・カレッジでございますけれども、さまざまな経験を積んだ、意欲あふれるシニアの方々に、本格的にまた学び直しをしていただいたり、それから、そこで新たな仲間と交流をしていただいたり、そんな場を提供させていただく。人生100年時代と今申し上げましたように、より豊かに活力あふれるものにしていくことなどを目的といたしまして開設いたします」

 「対象ですけれども、50歳以上の方。それから、在学期間が1年間で、週3、4日程度通学していただくということを想定いたしております。場所は、首都大学東京の南大沢キャンパスで開講いたしまして、いらっしゃるとおわかりでございますけれども、とても開放的で緑豊かなキャンパス生活を久々に満喫していただければと思います。それと、ゼミや学部生対象の授業など、一緒に学べますので、深い学びとともに幅広い世代との交流の促進ということにもつながるかと思います。学生証が交付されます。これは結構、元気のもとになるのではないかなと思います。それから、専用のラウンジを新たに整備いたしまして、学部生と同じように充実したキャンパスライフを送っていただくための環境を整えております」

 「ただし、授業料はいただきます。20万円を予定いたしておりまして、入学金は不要といたしております。カリキュラムについてですけれども、『首都・東京をフィールドに学ぶ』をテーマにした、総合大学である首都大学東京が有しております豊かな教育研究資源を活用した、独自のカリキュラムを提供するということとなっております。例えば、『江戸・東京の歴史』を学んだり、『首都・東京のまち』、それから、『都市課題』など、『東京・都市』への体系的な理解を深めていただくための科目であったり、それから、文化・文芸、栄養学など、さまざまなニーズに応じました教養科目をご自身の興味に合わせて選択できるということが、大きな特徴になっております。授業内容、入学試験などの詳細でございますけれども、10月頃に改めて募集要項などでお示しする予定でございますので、この夏の期間中、『また勉強してみようか』などとお考えいただければと思います」

 「それから、この秋には、このプレミアム・カレッジについてより知っていただくため、南大沢キャンパスでさまざまな開講記念イベントというものを用意いたしております。第一弾が10月21日であります。開講記念シンポジウムを開催いたしまして、私も伺う予定としております。シンポジウムでは、『定年後』などの著者として有名な楠木新さんからのご講演をいただいたり、その後、世界で最年長ということで、この間も、先日から知られ、報道などもございましたけれども、ゲームのアプリを開発する方として多方面でご活躍中の若宮正子さん、もう見るからに若々しい、この方をお招きいたしましてパネルディスカッションを予定をいたしております。ぜひ多くの方々にご参加いただきたいと存じますので、また、これからも引き続き、情報提供させていただきたいと存じます。詳細は総務局にお聞きください」

 「それから、こちらの方も高齢者の関連であります。高齢者の就業を進めるために、働く場の確保です。このために『シニア就業応援プロジェクト』を開始いたしますのでお知らせいたします。65歳を超えましても働きたいと考えておられるご高齢の方は多いと思います。ただし、なかなか現状では、企業とのマッチングが進んでいないというのも事実。こうした中で、シニアの『働きたい』『就業したい』という気持ちを現実に推進していくためには、高齢者が新たな分野で活躍するため、もう一度学び直しも行っていただいて、それから、企業側の方も高齢者活用のメリットを実感して、そのノウハウを取得する必要があろうかと思います。そのため東京都といたしまして、シニア就業応援プロジェクトとして『東京セカンドキャリア塾』など、新たに三つの事業を展開してまいります」

 「その第一弾が『東京セカンドキャリア塾』でございます。こちらの方は、新しい仕事にチャレンジする意欲のあるシニアに向けた学びの場でありまして、65歳以上の方々を対象として、受講期間が6カ月、区部、多摩の両方、2カ所で設けさせていただき、定員はそれぞれ50名といたします。10月から開講するということでございます。先ほど、プレミアム・カレッジについてお伝えいたしましたけれども、こちらの方が生涯教育を主眼としているのに対しまして、今ご紹介している方は、就業支援に力を入れたものとなります。シニアの方々に即戦力になっていただくということを期待いたしまして、そのため、企業見学を含めて、多様な、多彩なカリキュラムを用意しております。また、受講終了後においても、就職活動を支援してまいります。今日から募集開始でありまして、第1期生となる受講生の募集を開始いたします」

 「それから、次に『東京キャリア・トライアル65』についてでありますけれども、こちらの方は、就業機会を拡大するために、65歳以上の高齢者を企業に派遣する事業であります。就業先となる企業を500社ほど選定いたしまして、希望や能力に応じてマッチングを行った上で、高齢者を1、2カ月派遣するというものであります。これによって、高齢者の方々、派遣先の業界で働くスキルを、そしてまた企業には高齢者を活用するノウハウを取得してもらうというものであります。例えば、ベンチャー企業に派遣したシニアが、それまで培ってこられた豊富な知識や経験で、会社運営の実務面を担うといったことも期待できるかと思います。こちらも今日から派遣高齢者の募集を開始いたします」

 「かつて、私が映画で見たことがあるのですけれども、ロバート・デ・ニーロ、いろいろな経験を積んだシニアが会社に入って、そして若い女性社長をサポートするということで、いろいろなドラマがあって、そして、そのシニアの方の持っているさまざまな経験、アセットを、若い女性が企業家として活用していくという、そういうドラマ仕立てだったと思いますけれども、退職された方々も、それまでの長い人生の中で培われたさまざまな経験がおありであります。それを生かす場さえ確保していけば、そういう若い方々の、例えば、コンピューターを駆使したさまざまな新しい技術と、それから『いや、ここの会計処理はこうするんだよ』とか、法務部門とか、そういったことをマッチングしていくと、結果として老・壮・青でうまくいくケースも出てくるのではないかなと、そんなことからこういうプロジェクトを考えているところでございます」

 「三つ目ですけれども、『シニアしごとEXPO』というプロジェクトであります。これは、シニア就業の機運醸成を目的としたイベントとなりまして、区部と多摩でそれぞれ実施いたします。イベントと合わせて合同就職面接会を開催いたしまして、就業の推進を図ってまいります。区部の会場では、先ほど述べました『東京セカンドキャリア塾』の開講式も行ってまいります。私も参って、皆さんとともに意見交換などもしたい、あいさつもさせていただきます。ぜひ多くの方々に積極的に参加していただきたいと存じます。こうした事業で、シニアの方々がいつまでもいきいきと働ける東京の実現を目指していきたいと考えております。以前から、東京は『人』でもっているということを申し上げております。特に高齢者、高齢者と言っても、もうとにかく元気ですからね。せっかくのこの力を生かさない手はないということから、いくつか、このように活躍していただける場を提供させていただくということであります。詳細は産業労働局にお聞きください」

 「それから、私の方からもうあと2点であります。パラリンピック2年前カウントダウンイベントを、8月25日がちょうどその日に当たりますので、江東区の青海にあります『MEGA WEB』というところを中心とした臨海副都心エリアで開催するというお知らせであります。このイベントですけれども、パートナー企業をはじめとして、多くの方々と連携しながら、パラアストリートによるステージであるとか、競技体験、先端技術の展示など、さまざまな内容で実施するというものであります」

 「夕方からセレモニーを始めまして、バドミントンの今井大湧選手はじめ6名のパラアスリートにご参加いただきます。東京2020大会への意気込みなども力強く語っていただくことといたします。また、ボートの前田大介選手には、競技の見どころや魅力について、ご紹介いただくことといたしております。私も、多くのパラアスリートの皆さんや、来賓の皆さんとともに、このカウントダウンイベントを大いに盛り上げていきたいと考えております。そして、当日ですけれども、東京2020大会の競技会場が集まっている場所でありますので、その立地を生かして『MEGA WEB』周辺施設のライトアップなども行いまして、2年後の大会に向けてエリア全体で盛り上げていくということでございます。このようにライトアップなどで、目立つようにしていきたいということであります。詳細はオリンピック・パラリンピック準備局にお聞きください」

 「最後のお知らせは教育に関してであります。私と、それから教育委員会との協議の場、これは「東京都総合教育会議」と呼ぶものでありますけれども、今年度、第1回目の会議を8月23日に開催いたしますのでそのお知らせであります。今回は、『これからの時代に必要な読解力を育てる』、読む力をテーマとして行います。今、人工知能、いわゆるAIでございますけれども、その言葉はもう、もはや毎日聞かない日はないわけでありますけれども、AIというのは医療分野とか、自動運転の発展には不可欠であり、これからの社会を支えていく重要な技術といえるかと思います。また、今、ある職業の多くは、AIに代わってしまうのではないかということも言われているぐらいでありますけれども、しかしながら、一方で、AIは思考する力であるとか、創造する力が苦手との特徴もあります。こうした中で、それらの力の基盤となります読解力、読む力が、次代を担う子供たちにとって、必要な力となってくるのではないかという指摘がございます」

 「今回の会議ですが、東京の子供たちにとって、これからの時代に必要な力、特に読解力に焦点を当てまして、教育委員会と、それから知事である私とでさまざま課題を共有しながら、今後の施策の方向性を確認していきたいというものであります。当日は、有識者として、国立情報学研究所の教授でいらっしゃって、社会共有知研究センター長の新井紀子先生にもご参加いただく予定でございます。最新の調査結果をもとにして、読解力について問題提起をしていただく予定となっております。それから、都立高校の教員2名にも参加していただいて、学校の現場の実情を踏まえた意見交換もして、実りの多い会議にしていきたいと考えております。詳細は教育庁にお聞きください。私の方から何点かご報告をさせていただきました。以上でございます」

 

 【質疑応答】

 --かねてからシニア施策ということを充実させたいとずっと仰っていた。今後、シニア世代、人生のベテランの方々にとって、東京がどのようなまちであるべきだと考えるか。また、シニアも含めた幅広い世代を活用して、首都の活性化というのをどのように進めていくつもりか

 「シニアの方々、最近、本当に100歳時代と言われる時代において、これまでの人生の設計図と現実とではかなり違いがでてきて、長寿というのは大変喜ばしいことでありますが、一方で居場所を確保するというのは、それぞれ工夫されたり悩んでおられたりされているかと思います。やはり居場所があって、そして何かを毎日することがあるという、そのことが、やはり生きがいになっていく。やはりカレンダー一つとってみても、いつ、何、どうしますかという、そういうことでカレンダーが詰まっているというのは、私は元気の秘訣(ひけつ)だと思っております。その意味で、東京都としてそういう居場所であるとか、やりがいであるとか、そういった高齢者の方々の特徴なども踏まえて、このさまざまな高齢者対策ということをうたっていきたいと思います」

 「ただ、今日お話しした首都大学東京でも、あえてプレミアム・カレッジと呼ばさせていただいているのは、『これは高齢者用ですよ』といわれると、意外と行きたくなくなるというか、行く気がなくなるというか、そんなこともあるでしょうから、逆に名前など、ネーミングなどもひと工夫することによって、むしろ多くの方々にご参加いただけるのではないかと思っております。また、逆に医療体制でありますけれども、地域包括ケアシステムというのも、これもさまざまな課題などを改善しながら、安心して使えるようなシステムにしていくというのも、日々、福祉保健局などで対策を練っているところでもございます。それから、認知症についても、これもできるだけ早期に、どれぐらいの認知症度なのか、そうではないのかというチェックができるような方法について今詰めているところであります。いずれにせよ、長い人生を歩まれた方はそれだけ豊かな経験を持っておられるわけですから、それを生かさない手はないという、私はよく使う言葉で言うならば『もったいない』ということだと思っております。いろいろな工夫をしていきたいと思っております」

 --関東大震災の犠牲者の慰霊について、昨年、知事は追悼文の送付を控えたが今年の対応と、その対応の理由を

 「今週8日でしたか、実行委員会の皆さんが署名をご持参されまして、追悼文のご要請をいただいたこと承知いたしております。都知事といたしまして、毎年9月、そして3月、横網町公園内の東京都慰霊堂で開かれる大法要で、関東大震災および先の大戦で犠牲となられた全ての方々へ哀悼の意を表しているところでございます。このため、昨年度から、個別の形での追悼文を送付することは控えさせていただいたということでございます。関東大震災という大きな災害で犠牲になられた方々、そしてまた、それに続いてさまざまな事情で犠牲になられた方々、これら全ての方々に対しまして慰霊する気持ちに変わりはございません」

 --では、今年も追悼文の送付というのは特に

 「はい、昨年と同様とさせていただきます」

 --8月2日をもって知事に就任されて2年、ちょうど折り返し地点を過ぎたところだと思うが、改めて、この2年間を振り返って、成果と課題を指摘していただくとともに、これから2年間、どうやっていきたいか抱負を

 「あっという間の2年であり、まだ2年であるという、どちらの思いもございます。都政の発展のために、1年目でこれまでの都政の見直しと、総チェックと、それから新しい種まきをいたしました。2年目で、それに対しての水やりをということでございます。例えば情報公開。『都政の一丁目一番地』ということで名付けて位置付けまして、この情報公開を進めさせていただいた。それから、2年後の2020大会でありますけれども、これについても見直しおよびその後の種まきということで、今やさまざまな、より具体的な課題になっておりますので、一つずつ丁寧にその対策を練っているところであり、この2年間の準備というのは、大変厳しい部分もございましたけれども、しかし、今は順調に進んでいるのではないかと考えております」

 「それから、2年間というか、これはかねてから考えていた、例えば、無電柱化のことであるとか、液体ミルクであるとか、それから受動喫煙の防止とか、こういったことは具体的にこの2年間で進んだのではないかと思います。もちろん、まだ液体ミルクについては、これからつくるとか、それから、今コストであるとか、技術革新を行っている無電柱化についてもそうでありますけれども、これは、仕込みをしなければ次に進みませんから、この2年間で、そういった仕込みはいろいろとできたと思っております。これからは、まさしく一つずつ実行していく、水やりから、さらにそこに栄養を与えていく。それから、この2年間で役割を終えたものもあるかと思いますけれども、それらについては、だんだん予算などの配分は、進捗(しんちょく)状況を見ながら進めていく。予算についてひと言申し上げると、まず、いわゆる政党復活予算というのを、これを廃止した代わりに、代わりにというか、都民の皆さんからの予算案というのを出していただいて、まさしく今、それを執行しているという状況で、予算とはどういうものかというので、かなりその部分も変えてきたつもりでございます」

 「それから、一番最初に、今日は高齢者の皆様方への施策をいくつかご紹介いたしましたが、一番最初に取り組んだ待機児童対策、これも2年目に入って、そしてこちらは数字として既に表れてきております。これは、数字もさることながら、女性の皆さんが人生設計をできるようにするというのが、実は一番大きい部分だろうと思うのです。今回の東京医大の女性の足切りといいましょうか、その分下げるとか、こういうのは女性の人生設計に狂いが出るわけです。だから、そこは、男性なら狂いが出ないのに女性だから狂いが出るというのは、これは、私は、やっぱりアンフェアだと思いますので、ぜひそういった意味で、女性の力をもっと正当に評価していただいて、そしてまた、それが評価できる環境づくりということを進める、それが東京の最大のエネルギー、力だと思っておりますので、女性、そして高齢者、こういった方々が自己実現がいつまでもできる東京にしていきたいというのがこれからの課題でもあり、責務だと思っております」

 --児童虐待の条例の制定に向けての専門家による専門部会が開かれ、専門家の方から乳幼児健診の義務化などの提案などがあった。知事の受け止めと条例の提出のスケジュールなど

 「児童虐待防止条例についてでありますけども、年内の成立を目指すという、そういう流れといいましょうか、スピード感を持って進めていきたいと考えております。条例については、全ての子供を虐待から守る、そんな環境づくりを進めるということで、例えば、責務を明確にする、行政、都民、保護者、情報の共有など、こういった項目を盛り込む予定といたしております。それから、制定に向けまして、今もご質問のある部分だと思いますけれども、弁護士であるとか小児科のお医者さんなど、外部の有識者からなる専門部会を設置をするということで、具体的な検討に入っているところでございます。それらを、条例づくりをすると同時に、改めて児童虐待での問題、課題などを洗い出して、そして必要な対策を練っていきたいと考えています」

 --朝鮮人追悼式典の件で、昨年、知事は虐殺の事実について、歴史家がひもとくものだとの見解を示した。人数の相違はあるにせよ、国としては、事実はあったという見解を示しているが知事としての考えは

 「先ほど申し上げたとおりでございまして、追悼の意については、これは変わらぬものでございます。数の問題とか、そういうことではなくて、亡くなられた方々に対しての哀悼の意をささげるということについては、全く変わりがございません」

 --その虐殺の事実に言及されないというところで、事実から目をそらすものではないかという指摘もある。知事は「ダイバーシティ」を掲げ、9月にはヘイトスピーチの防止条例も出す。知事の言動や政治的な姿勢について、不当な差別的言動を解消する東京を掲げるスローガンと矛盾するのではないかという指摘がある

 「先ほども申し上げたように、大震災で亡くなられた方、それに続いてさまざまな事情で犠牲になられた方、むしろそこを区別しないで、そしてそこを慰霊する気持ちをまとめているということで、9月、3月の東京都慰霊祭での大法要に臨んでいるということでございます」

 --「認知症のチェックができるような方法」との発言があったが、どういうものになるのか。どういうスケジュール感でやっていきたいと思うか

 「今、これについては、いつ、どのような形で、を含めてまして、担当の方で詰めているところでございます。決まり次第お伝えしたいと思います」

 --東京都議会議員の政務活動費について、今回、返還率が過去最高であったり、会費が前の年の10分の1になったり、人件費の個別の支払金額などが出た。議会の取組について、知事の受け止めは。こういった情報公開が進んだ要因を知事としてどのように見ているか

 「都議会で取り組まれてきたこと、成果が出てきたということでございます。都議会のことですので、私がそれに対して申し上げる立場にはございませんけれども、でも、都民の方々からの税金から支出されているという点、引き続き、都民のために上手に、効率的に使われるということは大事だと思っております。都知事といたしましても、都の支出全般については、引き続き、賢い支出に努めていきたいと考えておりますが、これは、都民に選ばれている都議会も同じことではないのかなと思っております。ということで、今日が10日です。来週の記者会見は、夏休みということで休みにさせていただきます。明日から1週間ほど休ませていただきます。家の掃除です。以上です」

産経ニュース

トピックスRSS

ランキング