【西宮市長選】自公推薦候補「まさか」の敗戦…県内に動揺

産経ニュース / 2018年4月17日 10時42分

西宮市長選で初当選を果たし、抱負を述べる石井登志郎氏=同市役所

 兵庫県西宮市長選で自民、公明の推薦候補が108票の僅差で敗れたことに、県内の自公関係者の間には「まさか」と動揺が広がった。昨年10月の衆院選で自公が県内全選挙区を制してから半年。来年の統一地方選、参院選の候補者選定が進む時期だけに「今回の選挙が分岐点になりかねない」と危惧する声も出ている。

■「4万票は」楽観論、安倍首相と“自撮”が一転…元民進議員に敗れる

 自公推薦候補だった吉岡政和氏(43)の陣営は選挙期間中から独自調査などで優勢が伝えられ、「4万票は取れる」と楽観論が広がっていた。思いがけない敗戦に地元の市議や県議は、候補者乱立や陣営の油断などを挙げながら、決定打を見つけられていない。自民市議は「わずかな票差。敗戦の分析は難しい」と話す。

 敗戦の一報を受けた吉岡氏は、現在の自公政権への批判が影響したことを否定。「私自身への評価だと思う」と繰り返したものの、政権への逆風は強まっていた。

 共同通信社が14、15日に行った世論調査によると、内閣支持率は37・0%で、前回調査(3月31日、4月1日)から5・4ポイント減った。公明関係者は「自公政権への風当たりは強かった。厳粛に受け止めないといけない」と振り返る。

 吉岡氏は選挙戦最終盤の13日、西宮を離れて来阪中の安倍晋三首相を訪ねた際、2人で収まった写真を自身のツイッターに掲載した。これに対し、石井氏を支援していた関係者は「タイミングとしては最悪」とほくそ笑んだ。

 ある自民県議は「国政と地方選挙は別物だと思っていた。統一地方選に影響しなければいいが」と不安を口にした。

産経ニュース

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