【西日本豪雨】「救助側にも命の危険」岡山の被災地派遣の和歌山県警援助隊が帰還

産経ニュース / 2018年7月12日 9時42分

県警の坂部義人警備部長(手前)に帰還報告を行う広域緊急援助隊員ら=和歌山市

 西日本豪雨で多数の死者・行方不明者があった岡山県倉敷市真備(まび)町に、救助活動のために派遣されていた和歌山県警広域緊急援助隊が県内に戻り、和歌山市木ノ本の県警察学校で帰還報告を行った。

 派遣されたのは県警機動隊の楠本真副隊長(44)ら19人で、7日に岡山県に向けて出発。堤防が決壊して深刻な浸水被害に遭った真備町の小田川流域で8~9日、ボートで移動しながら被災家屋に声をかけたり、屋内に入ったりして、取り残された人などがいないか探した。2日間で58軒の家屋を確認したという。

 広域緊急援助隊を指揮した楠本副隊長は広範囲が泥水に覆われていた状況について、「今まで見たことのない現場だ」と被害の深刻さを強調。これまで東日本大震災や紀伊半島豪雨の現場も経験したというが、「今回は浸水規模も水量もひどかった。家屋が水没するほどたくさんの水が残っているのは今まで見たことがない。救助する側にも落水すれば命の危険があった」と振り返った。

 さらに今回の救助活動をふまえ、「救助が必要な人を見逃さないよう、徹底的に捜索することが重要。その上で各関係機関が現場の避難状況などをこまめに共有して、より効果的な捜索方法を考えないといけない」と力を込めた。

産経ニュース

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