高齢者や子どもに座席を譲らない日本人、中国ネット「日本はなんて文明的なんだ」=中国

サーチナ / 2019年12月20日 15時12分

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中国メディアは、若者が高齢者に席を譲らず、子どもも当たり前のように立っている日本から学ぶことがあるとしている。(イメージ写真提供:123RF)

 中国の公共バスなどでは「高齢者を敬い、子どもを大切にするのは中華民族の伝統的な美徳。座席を必要とする乗客に席を譲りましょう」というアナウンスを頻繁に耳にするが、中国では確かに昔から高齢者に席を譲ることが習慣となっている。しかし、中国メディアの今日頭条は17日、それが本当に「文明的」な行動なのか疑問を呈する記事を掲載した。むしろ、若者が高齢者に席を譲らず、子どもも当たり前のように立っている日本から学ぶことがあるとしている。

 記事はまず、中国では公共の乗り物で、子どもを連れた母親やお年寄りを見たら若者がすぐに席を立つのは当たり前になっていると紹介。それ自体は良いことだが、最近では高齢者が「席を譲るように要求」し、譲らないと「罵ったり、手を出したりする」人までいると問題点を指摘している。また、当たり前のように席を譲られてきた中国の子どもはわがままに育ち、「席を横取り」する光景が見られると伝えている。

 それに対して、日本では高齢者や小さな子どもを連れた母親を見ても、必ずしも「席を譲らなければならない」わけではない。高齢者にしても子どもにしても、席を譲るように「要求」することはなく、席がなければ立っているものだが、なぜ日本と中国とではこうも違うのだろうか。

 記事は、子どもに関しては「教育」が違うと指摘。日本の学校では、幼稚園から自立を促し、自分のものは自分で持ち、自分のことは自分で解決する習慣が身についているので、電車に乗るときも中国の子どものようにほかの大人が席を譲ってくれて当然だとは思わないのだと分析している。高齢者についても、他人に迷惑をかけるほど年を取ってはいないという理由から座ろうとしないのだと伝えている。

 この記事に対して、「この文章を中国の高齢者に見せたい」、「子どもでさえ席を奪い合わないなんて、日本はなんて文明的な国なのだ」といった称賛のコメントが寄せられた。また、「中国の子どもは王子様、お姫様になっており、自分の希望が通らないとビルから飛び降りる」と、甘やかすのは子どものためにならないと指摘する声も見られた。一見「冷たい」と見られがちな日本の習慣だが、実はお互いのことを思いやっての習慣だと言えるだろう。理由を知れば、日本のほうがむしろ「文明的」と言えるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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