日本がコロナウイルスのワクチン開発で出遅れているのはなぜか=中国メディア

サーチナ / 2020年9月18日 7時12分

写真

高い科学技術を持つ日本がコロナウイルスのワクチンについてはあきらめてしまっているように見えるのはなぜか。中国メディアがその原因を探っている。(イメージ写真提供:123RF)

 これまでノーベル賞科学者を多数輩出し、精密機器の開発や医療技術で世界有数のレベルを持つ日本。しかし、日本ではコロナウイルスのワクチン開発はあまり行われていない。日本では現在5つのチームがコロナウイルスのワクチンを開発しており、そのうち1つのチームだけがフェーズ1を開始している。いったい、これほど高い科学技術を持つ日本がコロナウイルスのワクチンについてはあきらめてしまっているように見えるのはなぜか。中国メディア百度がその原因を探っている。

 理由の一つは優先順位の問題。政府は現在感染症の抑制を最優先している。現在、多くの医療関係の専門家がコロナウイルスの治療と抑制に投入されている。こうした現状を見ると、開発に成功するかどうかわからないワクチン開発に時間と予算を投入するのを疑問視する傾向があるようだ。

 さらに、リスクを回避する慎重な姿勢も関係している。日本では、既存の技術を利用して、その精度を極限まで高めていくことは得意だが、新たな技術開発を0から、リスクを承知で開発するのはあまり得意ではない。こうした要素が背景となって日本ではコロナウイルスワクチンの開発にそれほど熱心ではない、と記事は分析している。

 また、記事は現在大学の研究開発への政府の拠出が多くないことにも言及している。いくつかの大学ではこうした研究開発費の不足を賄うべく、「大学債」を発行して研究資金に充てようとしている。記事は、「今回のコロナウイルスのワクチン開発に日本が出遅れていることは、大学や研究機関が政府からの十分な資金援助を受けられていない、日本の現状を如実に表している」とまとめている。

 とはいえ、コロナウイルスのワクチン開発の先行きが不透明な現在、日本の慎重姿勢がどのような影響をもたらすかは今後の成り行きを見守る必要がある。(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング