日本の「ごく普通の街並み」に中国人がざわめいた理由

サーチナ / 2020年10月26日 8時12分

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日本に来られない中国人に向けて、中国の動画配信プラットフォームはこのほど、「東京の街並み」を紹介する動画を配信した。(イメージ写真提供:123RF)

 日本は観光立国を目指した取り組みが奏功し、毎年世界中から大勢の観光客が訪問する国となったが、そのなかで最も多いのは中国人だった。2020年は新型コロナウイルスのため泣く泣く日本旅行を断念した中国人は数多くいるはずだが、そんな日本に来られない中国人に向けて、中国の動画配信プラットフォーム・西瓜視頻はこのほど、「東京の街並み」を紹介する動画を配信した。

 この動画は、ただひたすら夕暮れの東京の街並みを撮影したもので、日本人には何ということはない風景だが、中国人からすれば驚きに満ちた風景だったようで、動画には多くの反響が寄せられている。最も多い反応は、中国とは全く違う「静けさ」を指摘したものだ。東京が日本の事実上の首都であるにもかかわらず、人の姿がそれほど多くはなく、しんと静まり返っていることに衝撃を受けた中国人が多かったようだ。それもそのはず、中国の都市部では繁華街はもちろんのこと、路地裏など「どこに行っても人がいる」のが普通であり、静まり返った場所などほとんど存在しないからだ。

 ある中国人ネットユーザーは、「静かできれい。理想的だ」と称賛していた。静かすぎて不自然だという中国人もいたが、それは喧騒が絶えない中国と比較してのことだろう。「喧嘩もない、クラクションの音も聞こえない」、「大音量の宣伝もない」、さらには「広場でダンスを踊る中年女性はいないのか」など、中国では当たり前の騒がしさが見られないことに驚くコメントが非常に多く見られた。

 また、「日本の街並みの美しさ」に目を止めた人も多かった。「不思議なほどきれいだ」、「詩的な趣がある」といった感想や、「台湾で感じたような、静かな時間の流れがある」とコメントした人もいた。中国の大都市は、高い建物と先進的な設備をどんどん導入し、日本などの先進国に追いつくために清掃員を雇って路上を清掃しているが、目指している美しさの種類が違うようだ。同じ中華圏でも、台湾の方が似た雰囲気だというのは日本統治時代の名残なのかもしれない。

 中国人にとって、静かできれいな日本の日常は異世界のように感じるのだろう。新型コロナ感染拡大で日本に来られない外国人が多いなか、こうした動画で日本旅行の気分を味わう中国人は多いようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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