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久世 人手不足対策へ提案強化 秋冬展示会「フードサービスソリューション」

食品新聞 / 2024年9月25日 8時42分

首都圏を地盤とする業務用卸の久世は9月10~11日、東京・池袋サンシャインシティ文化会館で展示会「フードサービスソリューション2024秋冬」を開催した。出展メーカー数は236社(前回比22社増)、小間数251・5小間(久世ブース58小間)、出展アイテム数は4094品。来場予定者数は2日間で3700人。

人手不足や付加価値の向上、収益確保など業務用ユーザーが抱える課題に焦点をあて、「深刻化する人手不足を乗り切るための商品や情報を提供し、お客様それぞれの最適解を見つけてもらう提案に力を入れた」(同社)。

久世のオリジナル提案コーナーでは、食材のポテンシャルを引き立てる「KUZE LABO」コーナー、鮮魚や畜肉、冷凍果実などの素材品、付加価値の取れるドリンク・デザート、厨房機器メーカーと連携した省力化メニューの提案が目立った。

そのほか「メイキット」「ドルチェーゼ」など久世のオリジナルPB商品のほか、JFSA商品の提案も強化した。

久世真也社長

久世真也社長は記者会見で、第1四半期までの業績概況と今後の方向性について説明。法人需要やインバウンド、観光レジャーの回復で外食市場は回復傾向にある一方で、「物価高の影響もあり個人消費の先行きは不透明」としたうえで、「今期で創業90周年を迎え、次の100周年に向けて持続可能で質的な成長を目指していく」考えを強調した。

また、物流拠点の整備では8月に蓮田DC(埼玉県蓮田市)を開設。コロナ禍からの回復が進む中で、物流キャパシティを拡充し、お客様の利便性向上と業務効率化を推進。本社のキッチンスタジオもリニューアルが完了。新たな厨房機器を導入し、ユーザーとのコミュニケーションを促進し、提案活動を強化する。

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