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ロッテ メガブランド4カテゴリー育成 ダークミルク投入で底上げ

食品新聞 / 2022年7月25日 10時7分

ロッテは5日、リーガロイヤルホテル東京において前期の振り返りと今期方針、秋季商品の発表会を開催した。

21年度の売上高は菓子全体で微増となった。カテゴリー別では、キシリトール群がBTSの起用や本来の価値訴求を強化したことにより、17%増と大幅に伸長し、ガム全体でも4%増と好調に推移。チョコレートは前年の巣ごもり需要の影響を受け前年並みの実績となったが、ガーナブランドに関しては、プレミアムガーナ群が売上増に寄与した。キャンディは従来ののど飴や小梅の柱とは別に、「ゼロミルクキャンディ(袋)」や「ポケぷに」の発売により伸長。ビスケットに関しても「白いチョコパイ〈初雪ミルク〉」、個売りや「チョコパイ〈苺とホイップクリーム〉」などの新商品の実績が寄与し、コロナの裏年だったものの前年以上の実績となった。

昨年度は、サステナビリティ経営を推進し、噛むことへの取り組みが評価され、消費者志向経営優良事例表彰において消費者庁長官表彰を受賞。さらに、カカオに正面から向き合い可能性を最大限に広げる取り組みとして15年に「DO Cacao Project」を立ち上げ、今年の1月には栽培から製造まで一貫して手掛けた「DO Cacao chocolate」を販売、さらにビーン・トゥ・バーの草分け的存在「Dari K」を子会社化した。

取締役常務執行役員営業本部本部長中島英樹氏は経営の方向性について「社会的価値の追求、併せて成長戦略を実行しながら経済的価値を追求し、軸となるサステナビリティ経営を加速させ、食の安全安心、食と健康、環境、持続可能な調達、従業員の能力発揮といった多方面から社会課題の解決に取り組み、ステークホルダーから愛され続けられる企業を目指していく」と語り、メガブランド4品(キシリトール、ガーナ、チョコパイ、クーリッシュ)について、さらに成長させるため、22年度でも取り組みを強化するとした。

メガブランド4品をさらに強化(ロッテ)

22年度秋季マーケティングは、ロングセラーブランドをより一層磨き、ロッテの持つ技術を新しいブランドや既存ブランドにアジャストさせていくことが基本方針。

ガムは、キシリトール×BTSの新たなデザインボトルやキャンペーンの展開や、新ブランドスポーツ用ガム「GEAR」で新たなマーケットを狙う。チョコレートは、ガーナブランドの板チョコ日常消費を誘発するコミュニケーション深化とプレミアムラインを強化しブランドの間口を広げる。新味にカカオ感もミルク感も楽しめるダークミルクを投入する。

ZEROブランドは「砂糖・糖類ゼロなのにおいしい」価値を伝え認知向上と新規獲得を図るとともに、既存ユーザーに向けた大袋商品を定番化する。ビスケットは、チョコパイブランドから「白いチョコパイ〈初雪ミルク〉」を箱形態で発売するほか、地域創生を狙ったことりっぷ企画商品が発売される。

ロッテ メガブランド4カテゴリー育成 ダークミルク投入で底上げは食品新聞 WEB版(食品新聞社)で公開された投稿です。

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