「ポカリスエット」ガラス瓶が話題に 王冠あけて飲むレトロ感のあるおしゃれな新デザイン登場で「昔懐かしい」ボトルにも脚光
食品新聞 / 2022年8月4日 7時0分
大塚製薬が7月12日に一部の販路で販売開始した「ポカリスエット」のガラス瓶商品「ポカリスエット リターナブル瓶」250ml(以下、250mlガラス瓶)が話題になっている。
SNSなどではコスパや環境負荷低減の様々な視点からのコメントが散見される中、「おしゃれ」「レトロ」「洗練」といったワードが多く飛び交いデザイン性を評価する声が顕著にみられる。
今回の250mlガラス瓶の登場で、1985年から1998年まで発売した「ポカリスエット」570mlガラス瓶ボトルにも「昔懐かしい」といった趣旨の声が寄せられ脚光を浴びている。
570mlガラス瓶は「オロナミンCドリンク」と同じくマキシタイプのキャップを採用して広口で“グビグビと飲める”のが特長。「とてもおいしく感じると好評だったと聞いている」(大塚製薬)という。
一方、250mlガラス瓶は、ガラス瓶入り飲料に触れる機会の少ない若者世代にも訴求する狙いから、あえて王冠を採用したとみられる。
「若者世代にとって、栓抜きで開栓したり、ガラスの感触や見た目を楽しんだりすることは、これまでにない新鮮な体験。温かみや新しさがあり、日常におしゃれさや癒しを与えるレトロ感のあるアイテムとしてもお楽しみいただける」と説明する。
運動などで大量に汗をかいた後の水分・電解質補給に適している570mlガラス瓶とは異なり、250mlガラス瓶では「日常の、主として屋内の水分・電解質補給のシーンをイメージしている」。
250mlガラス瓶の主目的は、大塚グループ全体の循環型社会の実現にあり、循環型ショッピングプラットフォーム「Loop」を利用し、容器を返却すると預かり金が戻るデポジット方式を採用していることから飲用シーンは家庭内と想定されている。
250mlガラス瓶には、環境対応のイメージとともに高いデザイン性から「ポカリスエット」ブランドの価値向上にも貢献。
「250mlガラス瓶にはデザイン性を評価するお声をいただいている。デザインのみならず循環型社会にチャレンジする姿勢もあいまってブランド価値向上に寄与していると考えている」。
デザインは1980年に発売した245ml缶を踏襲。2本のサーフラインを採用し「ポカリスエット」のロゴデザインの配置や瓶の青色など細部にまでこだわったという。
250mlガラス瓶の販売チャネルは、Loop製品を取り扱う首都圏の1都5県と京都府のイオン・イオンスタイルとなる。
今後については「現時点では他の容量の瓶の発売、容器改良の予定はなく、引き続き皆さまのお声を聞きながら製品開発を続けていく」。
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