選挙活動中にウグイス嬢の胸にタッチ? セクハラ疑惑のスーパーボンボン自民候補! 落選後は記者たちからトンズラ〈過去には不倫疑惑も〉
集英社オンライン / 2024年10月28日 18時30分
衆院選岐阜4区から自民公認で出馬し敗北、比例復活もならなかった金子俊平前衆院議員(46)が選挙期間中、車内でウグイス嬢の胸を揉みしだいたというセクハラ疑惑が浮上。関係者に衝撃が走っている。祖父は大蔵大臣、父は国土交通大臣を務めた世襲議員は2年前には女性秘書との不倫疑惑を報じられ、前回の選挙でも旧統一教会から「推薦状」を送られたことが発覚するなど、公私ともにユルさ満点。地元でも“ボンボン”の悪評が絶えない常習犯に再び浮かぶ瀬はあるのか。
「一緒に座っていたウグイス嬢の胸をいきなり揉んだらしい」
祖父は大蔵官僚から政界に転出、第一次大平内閣で大蔵大臣を務めた金子一平氏(1989年に死去)、父はその地盤を受け継いで国交相や特命担当相(規制改革担当など)を歴任した金子一義氏(81)。
地元では怖いもの知らずのスーパーボンボンは、大卒後不動産会社勤務を経て2006年から父の秘書を務め、2017年に地盤と看板を受け継いで岐阜4区から初出馬して当選、21年の総選挙で再選した。
妻と2男の子宝にも恵まれたが、22年には10歳年下の女性秘書との不倫疑惑を週刊文春に報じられるなど、下半身の充実ぶりはつとに知られていた。
そして今回、裏金問題などで逆風真っ只中に出馬、3選を目指して精力的に選挙区を駆け回っていたのだが…。
地元の政界関係者がいう。
「選挙終盤の10月25日午前、金子が街宣車の車のなかで一緒に座っていたウグイス嬢の胸をいきなり揉んだらしいんだ。
被害女性は街頭演説場所に着くなり、その場にいた女性地方議員に『金子さんとは一緒に車に乗りたくない。降りたい』と相談して発覚したんだけど、その場には野田聖子さんや県議のドンなど自民党の大物も顔をそろえていた。
金子は促されてウグイス嬢に謝罪したものの、彼女は『金子さんの選挙のために一生懸命にやっているのに、そのさなかにこんなことをやるなんて信じられない』と怒りが収まらなかった。
告発も検討したらしく、情報が一気に広まって相手陣営や報道陣の耳にも入ってしまった」
翌26日には、当日応援に訪れた野田氏らに対し、金子選対の関係者からこんなメールが送信されたとの情報が関係者の間で駆け巡った。
「おはようございます。昨日は貴重なスケジュールを割いて可児に入っていただいたのに、最後にお耳汚しをしてしまい申し訳ありませんでした。該当の案件はすべての個人演説会終了後に候補が行為を認め、被害女性に謝罪する形で一応の決着を致しました。大変お騒がせ致しました」
約190センチという身長も相まって『上から目線』と…
選挙戦の真っ最中ににわかに信じ難い蛮行に及んだとされる金子俊平氏とは、どんな人物なのか。
「父親の秘書時代は大した仕事もせず、会合などに代議士秘書として代理出席した際も、『金子の秘書です』ではなく『金子のせがれです』とあいさつするようなやつでした。
約190センチという長身も相まって“自分は特別”感を醸し出すから、余計に『上から目線』と嫌われてましたよ。
オヤジの後継者として2017年に初出馬したときも『偉そう』と評判は良くなく、対立の今井雅人氏が強いこともあり、保守地盤ながら接戦になりました。
当選後は父親と同じ宏池会(岸田派)に入ったものの『派閥なんてどこでもいいんです』とうそぶいて、2選目の際は共産と共闘した立憲民主に逆風が吹いたこともあり、得票率を2ポイント上げて勝利。
この際、今井氏が比例復活すらできなかったことで金子は地元でもナメた態度がさらに目立つようになり、会合に出席してもすぐに離席してタバコばかり吸っていました」(岐阜県政に詳しいジャーナリスト)
なんだか可哀想になるくらい地元の評判は悪いが、一部の女性からはヒキがあったようだ。
「今回の選挙中も文春報道があった女性秘書を高山市内の事務所に常駐させていました。高山は観光名所で目立つところでもあるので、周囲は反対したんだけどそんなことお構いなし。
また、別の女性秘書とも車の中で親しくしているところを何度も目撃されていた。情勢調査で劣勢なのに、街宣車から手も振らず、その秘書といちゃいちゃしたり、タバコを吸ったりしていたので、みんな呆れていたところです」(同前)
今井氏に3万票近い差をつけられて小選挙区で惨敗
そこに降ってわいたのが今回のセクハラ騒動。このウグイス嬢にも金子はセクハラ発言を連発していたが、女性は我慢して受け流していたという。ところが…
「最終盤の25日には、夫もいる彼女に対して『最近お腹が出てきたんじゃないの』などと言いながらお腹を触ったり胸を揉んだりした。このウグイス嬢は、自分から男性を誘うとか体をくっつけるような言動をするようなタイプとは対極にあるような人物だったので、余計に怒り心頭なのです」(同)
世の中を舐めきったボンボンは案の定、今井氏に3万票近い差をつけられて小選挙区で惨敗、比例復活もかなわなかった。
今井氏に「当確」が出た27日午後8時すぎ、記者団から今回のセクハラ疑惑について問い詰められた金子氏は「事務所で対応します」と意味不明のコメントを残し、選挙事務所を足早に立ち去ったという。
28日、金子氏本人の携帯に電話をかけると「会合中なのですいません」と答え、電話は切れてしまった。
さらにSMSにも質問を送ったが対応はなく、事務所の電話には誰も出なかった。彼の口から“セクハラ”について語られる日はくるのだろうか…。
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取材・文 集英社オンライン編集部ニュース班
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