2019年「スーパー南海地震」の前兆が! 災害史研究の専門家が警戒する根拠とは…

週プレNEWS / 2018年3月26日 10時0分

直下型地震と巨大地震の関連。

今年に入ってから、フィリピン海プレートの境に沿って大きな地震や噴火が相次いでいる。

ついに南海大地震が起きる前触れか? 地震の専門家に、その可能性を聞いた!

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東日本大震災から7年が過ぎたが、今度は関東から西日本エリアの地底で何かが起きているようだ。

まず、今年1月23日、これまでノーマークだった草津白根山(群馬県)が噴火した。3月6日には新燃岳(しんもえだけ、鹿児島、宮崎県境)が爆発的噴火を起こし、溶岩が流れ出している。そして、桜島(鹿児島県)も、依然として活発な噴火活動を続けている。

もう少し範囲を広げると、2月6日には台湾の花蓮(かれん)でM6.4の地震が発生。2月11日には韓国の慶尚北道(キョンサンプクト)でM4.8、3月1日には沖縄県の西表島でM5.6の地震を記録した。今年になって、日本の西側の広いエリアで大きな地震が頻発しているのだ。

立命館大学教授で災害史を研究している高橋学氏が語る。

「新燃岳や桜島などの噴火は、フィリピン海プレートがユーラシアプレートを圧縮して、マグマだまりのマグマなどが噴出しているという状況。実は『火山の噴火』と、『直下型地震』『プレート型地震』には密接な関係があります。阿蘇山や新燃岳などの火山活動は『地震・噴火サイクル』のステージ2の段階なんです」

高橋氏によると、プレートが押されて直下型地震が起きるのが「ステージ1」。そして、小規模な火山噴火が起こる「ステージ2」に移り、「ステージ3」では東日本大震災クラスの大きなプレート型地震が発生する。さらに、最後の「ステージ4」では大規模な火山噴火やプレートが海底でちぎれて大地震や津波が再び起こるという。

「過去をさかのぼって調べてみると、『ステージ3』のプレート型地震が起きる前には必ず、その付近で直下型地震が起きています。例えば、1944年12月の『昭和東南海地震』(M7.9)と46年12月の『昭和南海地震』(M8.0)の時には、その1~3年前の43年に直下型の『鳥取地震』(M7.2)が発生しています。

また、2011年3月の『東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)』(M9.0)の時には、その3年前の08年6月に直下型の『岩手・宮城内陸地震』(M7.2)が発生しています。どちらも、直下型地震から1~3年程度でプレート地震につながっている。

では、現在はどうでしょう。2016年4月に直下型の『熊本地震』(M7.3)が、10月にも直下型の『鳥取県中部地震』(M6.6)が起きています。これまでの歴史を見ると、3年後の2019年から2020年の東京五輪前頃までにプレート型の“南海地震”が起きると思っていいでしょう」

高橋氏はまた、その範囲の広さにも注目している。

「昨年から、台湾、韓国、琉球列島でも比較的大きな地震が起こっています。また、フィリピンでもマヨン山などの火山が噴火している。フィリピン海プレートの境(南海トラフ)は、東京からフィリピンまで延びています。

このフィリピン海プレートのゆがみがユーラシアプレート上の韓国、そして台湾やフィリピンにも影響を及ぼしていると考えられる。それだけ大きい、“スーパー”な南海地震が発生する可能性があるということです」

◆大噴火の可能性は?『週刊プレイボーイ』15号(3月26日発売)「専門家が緊急警告! 南九州・新燃岳の噴火は2019年『スーパー南海地震と富士山大噴火』の前兆だ!」にて詳細をお読みください。

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