浮気とカラオケの意外な共通点とは?

週プレNEWS / 2012年5月31日 13時0分

先日、芸能界では「二股」俳優が話題となりましたが、なぜ人は浮気をしてしまうのでしょうか。ある「3つの条件」がカギを握るというのは、恋愛に関する書物を多数執筆、早稲田大学で「恋愛学入門」も教えている森川友義教授。浮気性という“ビョーキ”は、本当にあるようです。

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皆さんの中で、すでに浮気を経験したことのある人はどれくらいいるでしょうか? 一度でも浮気をしたことがある方は、残念ですが将来にわたって浮気を続けてゆくことでしょう。なぜなら、浮気は一度経験してしまったらなかなか止められないものだからです。

誰しも最初の浮気のときは、心理的なハードルが非常に高かったはずです。本命の彼女に発覚してしまうのではないか、バレたらフラれるのではないかなどと不安に思ったことでしょう。しかし、一度してみると心理的障害が取り除かれ、二度目から比較的簡単に浮気ができるようになります(浮気を上手に隠すコツもわかってきますし)。これは、あたかもカラオケの1曲目を歌う心理的なハードルが高いのと似ていることから、私は「浮気カラオケの法則」と呼んでいます。2曲目からはすんなり歌えるのと同じで、浮気も2回目以降は心理的なハードルがガクンと下がるのです。

ただし、これに加えて人は3つの条件がそろわないとなかなか浮気できないことがわかっています。まずひとつ目はモテること。当たり前ですが、浮気とは本命がいて、その上で別の女性とセックスを行なうことなので、同時にふたり以上の女性にモテるという条件をクリアしなければなりません。

ふたつ目は、ある程度の金銭的余裕があることです。本命でも浮気でもデート代は男が出さなければならないので、経済的資源は不可欠となります。もちろん見かけがいいとか男としての魅力が高ければ、お金は反比例して少なくても済みますが、通常は経済力と浮気力は比例関係にあります。

3つ目は、ドーパミンという脳内神経伝達物質の量が多いことです。ドーパミンは人間の斬新性、冒険性を規定し、「危険を顧みない傾向、旺盛なエネルギー、好奇心、創造性、情熱」などを決めるものですが、その一方で恋愛中毒を引き起こすものでもあるのです。

恋愛をしてドーパミンがたくさん放出されると、集中力が高まり、気力に満ち溢ふれ、疲れを感じません。恋愛による至福感を覚えるのも、このドーパミンによるところが大きいのです。しかし、恋愛に飽き足らないと浮気によって刺激を求めたいと思ってしまうのです。しかも、一度浮気を経験すると、より刺激の強い浮気を追い求めてしまう傾向があるために、ドーパミンが多い男性ほど浮気を再発する傾向があるということです。

恋愛では、相手とのドーパミンの量が均衡するのがいいといわれており、多い人は多い同士、少ない人は少ない同士が相性がいいと考えられています。ただし、ドーパミンが多い人同士は当然、浮気し合う可能性も高いことを覚悟しておいてください。

■森川友義(もりかわ・とものり)



早稲田大学国際教養学部(政治学)教授。大学では「恋愛学入門」も教える。恋愛に関する著書は『結婚は4人目以降で決めよ―恋愛と結婚と浮気の政治経済学』(毎日新聞社)など多数。

(週刊プレイボーイ連載コラム『森川友義教授の超科学的恋愛講座』より)



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