昨季までとはまるで別人? 阪神の優良助っ人マートンがダメ外国人に豹変したワケ

週プレNEWS / 2012年6月20日 13時0分

2年連続リーグ最多安打の「安打製造機」がよもやの絶不調。最近はグラウンド外でも舌禍騒動を起こしたマートン、どうしたの?

2年連続リーグ最多安打で虎ファンに「バース以来の大当たり」と絶賛された阪神の助っ人、マートンがおかしい。あれだけバカスカと安打を量産していたのに、今季は55試合でわずか48本。打率も2割2分5厘と低迷(6月14日時点)。

あまりの絶不調ぶりにヤケになったのか、6月9日のオリックス戦後には、緩慢な守備で二塁ランナーの生還を許した自らのプレーを「アイ ドント ライク ノウミサン。ニルイ ドウゾ(先発の能見が嫌い。だから、相手に点をくれてやったのさ)」という笑えないジョークを交えて釈明する始末。

虎ファンがこう嘆く。

「ダメなのは守備だけやない。走塁もやる気が見えへんのや。開幕当初から解説者の矢野(燿大[あきひろ]・阪神OB)さんが、『今季のマートンは一塁まで全力疾走をしない』と問題視していたけど、ホンマや。あんなにやる気のないプレーを見せつけられたら、チームの士気も下がってしまうわ」

いったい、マートンに何が起こっているのか? スポーツ紙の虎番記者のひとりが言う。

「メンタル面の不調です。審判のストライク判定に対するイライラが積もり積もって、集中力を欠いたまま試合に臨んでいることが成績の低迷につながっています」

ストライク判定へのイライラ?

「昨年の統一球(低反発球)の導入と同時に、セ・パ両リーグの審判も統一されました。ただ、同じ日本のプロ野球でも、セ・パでストライクゾーンが違うんです。そのため、統一的なストライクゾーンを再構築しようと、審判たちには『判定に迷ったら、ストライクを積極的に取るべし』との指針が示されています。つまり、ストライクゾーンが微妙に変化しているだけでなく、よりワイドになっている。この変化がマートンを苦しめているようです」(番記者)

スポーツ紙デスクもうなずく。

「マートンは選球眼が素晴らしいからこそ、2年連続で3割以上の高打率をマークできた。しかし、ストライクゾーンが変化すると、自信を持ってボールと判断して見逃していた球がストライクになってしまう。当然、マートンにすれば、『なぜだ!?』とイライラが募り、打撃の調子も狂うというわけです。選球眼の良い選手ほど、ストライクゾーン変化の影響は大きい。その代表がマートン」

ただ、メジャーのストライクゾーンは日本よりもボール1個分以上広い。そのため、マートンにはこんな批判も。

「そのメジャーでプレーしたマートンが、日本のストライクゾーンがちょっと広くなったから打てなくなったというのは、理屈として通りません」(元プロ野球審判)

そこでこんな囁きが。もともと、マートンは2003年のドラフトでレッドソックスから1巡目に指名を受けたほどの野球エリート。ただ、パワー不足でメジャーに定着できず、来日して阪神入りした経緯を持つ。前出のスポーツ紙デスクがこう話す。

「そんなマートンだけに、日本で2年間プレーして実績を残し、3年目の今年にメジャー復帰するという夢を描いていました。ところが、メジャーからは阪神以上の条件でのお呼びがなく、やむなく阪神との2年契約延長に合意したのです。メジャー復帰が遠のいたことが、一塁への全力疾走をサボるなど、マートンのモチベーションを低下させているのでは」

阪神首脳陣もマートンの不調はメンタル面と見抜き、和田監督じきじきにマートンとじっくり話し込むなど、カウンセリング大作戦を断行するつもりなのだとか。

マートンよ、ここで踏ん張らないと、阪神おなじみのダメ“害国人”になってしまうぞ!

(取材/ボールルーム)



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