iPhone5、メタル背面&LTEは確定的。大画面化は未定か?

週プレNEWS / 2012年6月16日 11時0分

「iPhone5」のものとされる筐体(きょうたい)画像が米ネットメディア『9to5Mac』にリークされ、話題になっている。

アップル社情報に詳しい日本のスマホ業界関係者A氏は、「前々から噂されていたiPhone4Sからの変更点がほとんど反映されてるよね。しかも、5は今秋発売と予測されているから、写真が流出するタイミングとしてムリがない。ただのガセネタだとは考えにくいんだけど……」と、流出画像の信憑性は高いとみている。しかし、その一方でITライターのB氏のように、「開発者からではなく、部品製造会社から出てきたというのがどうも怪しいような……」と、疑問を呈する向きもないではない。

この画像の真偽のほどは置いといて、今秋と予想されるiPhone5は、はたしてどんな外観、スペックで登場するのか。関係者の予想を聞いた。

●大画面化



現行の4Sの画面は3.5インチだが、流出画像の画面サイズは4インチと大型化している。

「Android機では大画面が当たり前になっている今、iPhoneといえども時勢に従わざるを得ない。そして、流出写真では画面の縦横比が16:9というハイビジョンサイズになっていた。あれも、いずれリリースされる『アップルTV』の映像などとの連携を考えているのだとすれば、納得がいく」(A氏)

「画面が大きくなると、既存のiPhone向けに作られたアプリを表示する場合、引き伸ばされて画質が粗くなってしまいます。それに5の登場後も、4や4Sを使い続けるユーザーは多い。とすれば、アプリ開発者はひとつのアプリに対し、5用と既存機種用の2バージョンを用意しなければなりません。コスト面で大きな負担を強(し)いられてしまう開発者にとって、大画面化はあまり歓迎すべき変化ではないのです」(B氏)

初登場以来、iPhoneは5年にわたって画面サイズが変わっていない。だからこそ開発コストを低く抑えられることが支持され、アップストアに良質のアプリが集まっているという経緯がある。その財産をアップルが堅持するのか、それとも現在のサイズで世界市場を争うには限界だと判断するのか……。

●メタル製背面パネル採用など、デザインの刷新



ムダをそぎ落としたミニマルなデザインの現行モデルは芸術品とまで評された。果たして、次期5では、素材も含めた大幅な変更が行なわれるのか?

「筐体の背面がメタル製になるって噂は以前からあった。また、流出画像を信じるなら、背面パネルの上下両端部と中央部の色調が違うツートンカラーになり、大画面化に伴って縦方向にサイズが大きくなってる。見た目もリニューアルされる感じだね」(A氏)

「iPhoneは以前から筐体に使われている金属部品の比率が高く、それが高級感を演出していました。デザイン性を重視するアップルですから、薄型化などと並行して、メタル背面の採用は十分考えられます」(B氏)

●LTE(次世代高速通信規格)対応



今年3月に発売された新型iPadは、アメリカ国内のみだがLTEに対応した。日本におけるiPhone取り扱いキャリアであるソフトバンクモバイル(SBM)とKDDI(au)は今秋までにLTEを導入の予定だが、5はLTEに対応してくるのだろうか。そして、その機能は日本でも使えるのだろうか。

「新しいiPadに続く形で、5でもアメリカ規格のLTEが使えるのは間違いない。そして、アップルはSBMとauに対し、どうやら2GHz帯でLTEを運用するよう申し入れているらしいんだ。2GHz帯というのは、両社が確保している周波数帯のなかで共通して使える唯一のゾーン。つまり、『5は日本向けに2GHz帯でLTE対応するから、おまえらはそれに合わせて準備しろよ』と命じているわけ(笑)。だから、5が日本のLTEにも対応してくるのは、もうテッパン」(A氏)

「現在、LTE普及のめどが立っている国はアメリカ、日本、韓国のみですが、将来的には全世界に広まる通信規格です。とはいえ、国ごとに予定される周波数帯が違い、それぞれの地域に合わせてハードを作り変える必要があります。その問題をどう解決していくかのテストケースとして、まずは日本の2GHz帯にも合わせたLTE対応モデルを投入してくるのでは。日本は世界屈指のiPhone販売数を誇る国ですから、そこまでの手間をかける可能性は十分考えられるでしょう」(B氏)

まとめると、メタル背面やLTEは実現されそうだが、大画面化に関してはクエスチョンマークといったところか。だが、そもそも「5」という呼び方になるかさえも、まだ判明していない。正式発表が待たれる。



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