すし型USBメモリーなどヒット商品を連発! ソリッドアライアンス・河原邦博社長インタビュー

週プレNEWS / 2012年6月24日 6時0分

「売れる製品より自分が欲しい製品を考えてしまう」というスーパーガジェットメーカー・ソリッドアライアンスの河原邦博社長

富山大学と共同開発し、ホンモノ以上の美しさを誇る“みみいかUSBメモリー(富山県産)”は、ニューヨーク近代美術館MoMAに展示され、もはや美術品扱い! “すし型USBメモリ”は外国人観光客の定番土産(みやげ)となっている。

売れ行き不振に悩む会社が多いなか、別次元を邁進(まいしん)するレジェンドメーカー、『ソリッドアライアンスの開発中枢、河原邦博(かわはら・くにひろ)社長に話を聞いた。

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―まずは、どうしてこんな面白いモノを作る会社をつくったんでしょうか?

河原 成り行きですよ(笑)。外資系大手のメモリーを作る会社に勤めていたんですが、上の方針に合わない意見ばっかり言ってたらクビになっちゃいまして(笑)。ならば、自分の作りたいモノを作れる会社をつくっちゃおうかと……。

―それって、人生をかけた大チャレンジでは?

河原 でも、USBメモリーに可能性を感じていたんですよ。これは絶対に発展する規格だって。普通のメモリーって形に面白みがないでしょ。面白いものを作れば売れるんじゃないかなと……。

―そのファンキーな感覚に欧米のIT系クリエーターが飛びついたんですね。

河原 でもね~、売れる製品を考えるより、自分が欲しい製品を考えちゃうんですよ。その典型が“おばけ探知機”ゴーストレーダーですね。オカルト系の話は大好きなんですが、「なんとか見えない異変を見えるようにできないかな?」と考えるうちに真性乱数発生装置にたどりついたんです。

―そういえば、河原社長、先週号に出ていたゴーストレーダーの謎の開発者・エド源太氏に顔がよく似ているような……。

河原 いや~。ハハハ。

―そのおばけ探知機も、300万個売れたという噂が……。

河原 そんなに売れてはいないと思いますよ(笑)。ただ熱烈なファンがいるようでして、現在、限定数の再販中です。

―最近のヒット商品、冷蔵庫で飼う“フリッジィズー”は、いままでとは少しカラーが違う製品に思えますが?

河原 そうですね。ウチは家電量販店やパソコンショップが主戦場でしたが、“フリッジィズー”は一般の雑貨屋さんがメインで、その意味では新たな挑戦でしょうか(笑)。でも、これもボクがひとり暮らしが長いなか、仕事に疲れて夜帰ったときに話しかける相手がいればなぁ……と思ったのがきっかけなんです。

―冷蔵庫でペットを飼うって発想はなかなか出てきません。

河原 人間は何か満たされないときに冷蔵庫を開ける習性があるらしいんですよ。そんなときに声をかけてくれたら一番うれしいんじゃないかなと(笑)。家に帰って冷蔵庫を開けてビールを飲もうとすると「よう、元気?」ってね。ボクも思わず返事してるときがありますからね(笑)。

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生み出す製品すべてに徹底した遊び心と、あったらいいなの思いがあふれている。だからソリッドアライアンスの製品がデカイ当たりを連発するのだろう。

(取材・文/近兼拓史)

「すし型USBメモリ(Sushi Disk)」 リアル度を高めるため、すし部分の素材をビニール系に変更し、さらに握りたての鮮度再現に成功した。いつでも新鮮なデータを味わえる。そのオリジナリティ はハリウッドでも注目され、映画『グリーン・ホーネット』では事件のカギを握る重要アイテムとして大活躍。実勢価格6000円~。 【http://www.solidalliance.com/】







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