特撮ヒーロー芸人、トミウラタカユ機が語る特撮愛。「ミニチュア大阪城の骨組みが見えちゃうのも楽しむのが通」

週プレNEWS / 2012年7月17日 13時0分

歴代仮面ライダー全員の変身ポーズを完全マスターする特撮ヒーロー芸人のトミウラタカユ機さん。踏み潰されるミニチュアにも造詣が深い

週プレ厳選の特撮マニアが語る「特撮愛」。今回は昭和から平成まですべての特撮を愛し、ヒーローのモノマネを持ちネタに舞台中心で活躍している特撮ヒーロー芸人、トミウラタカユ機さんが登場!

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初心者にオススメの作品は?

トミウラ 『ウルトラセブン』ですね。メッセージ性の高い衝撃的な話が多く、その怪獣が出現した背景を考えると「ソイツを倒すことが正義!?」と子供ながらに困惑することも……。今では欠番となっている回もあるぐらいですし。

―う、いきなり重いっす……。

トミウラ 最初の『ゴジラ』(1954年)もいい。ゴジラが戦後間もない東京に上陸して、これからの繁栄の象徴であるテレビ塔や国会議事堂を踏み潰す、踏み潰す!

―何か重いし初心者向けじゃねぇっす!! でも踏み潰されるミニチュアにも造詣が深いそうで?

トミウラ ゴジラのスーツアクターの喜多川務(きたがわつとむ)さんが制作中のミニチュアの街を見ていたら、スタッフから『思い切り壊していただければ本望です!』って言われたそうです。失敗できないな~と緊張して、以来、作業中は見に行かないことにしたらしいですよ(笑)。

■特撮通ならではの味な楽しみ方!

―予定どおり壊せなかったとしても撮り直しがきかない世界ですもんね。

トミウラ 『ウルトラマン』では大阪城が破壊されるんですけど、上から崩すはずが下から壊しちゃったんで、ミニチュアの基礎の一部が見えてしまって。でもNGにはせずにそのまま放映(笑)。

―そういった部分もご愛嬌と受けとるのが通の楽しみ方なのか!

トミウラ あとは秘密基地なんかが変形するときって、実はその基地のミニチュアはひとつじゃないんですよ。スケール違いのミニチュアがいくつも作られているんです。カットを変えて大きさの違うミニチュアとかセットとかを入れ替えたりして、あたかも変形したかのように撮ってるんですよね。

―ウルトラマンのデザインにも通ならではの見方があるとか。

トミウラ ウルトラマンはほぼ2色で作られてるでしょ。それはモノクロでもカラーでも見られるように考えられていたそうです。あとはゼットンって宇宙人じゃなくて怪獣なのに直立してるんです。前傾姿勢じゃないところが恐ろしさを際立たせる演出になってます。

―誌面のスペースも限界なので、そろそろこのへんで……。

トミウラ あとはタッコングという怪獣は、体に吸盤をつけてタコを表現するという点が非常に斬新で……。

―あ、あざっしたー!!!!

(取材・文/A4 studio 撮影/高橋定敬)

●トミウラタカユ機(とみうらたかゆき)



1983年12月15日生まれ。「笑業団体しきかけ一味」メンバーの特撮ヒーロー芸人。数十人いる歴代仮面ライダー全員の変身ポーズを完全マスターしている

■週刊プレイボーイ30号「各界のフリークたちが熱く語る! 特撮愛(トクサツラブ)!」より



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