大阪維新の会のマニフェスト「維新八策」、改定案の狙いは「若者重視」にあり

週プレNEWS / 2012年7月17日 10時0分

7月5日、大阪維新の会のマニフェスト「維新八策」の改訂案が公表された。次期総選挙の行方を左右しかねない維新の会だけあって、その内容には各方面から注目が集まっている。

では、その改定案のポイントはどのようなところにあるのだろうか。維新の会関係者はこう証言する。

「最新版の八策をまとめるにあたって、橋下大阪市長がこだわり抜いたことがあります。それは『できるだけたくさんのグループがイヤがるマニフェストを作ろう』ということでした」

たくさんのグループがイヤがるマニフェスト。そこに込められた橋下市長のこだわりを、元経産官僚で大阪府市統合本部の特別顧問を務める古賀茂明氏が次のように解説する。

「橋下さんが言う“グループ”とは、農協や医師会、電事連、労働組合など、既得権益をむさぼっている団体のことです。自民、民主といった大政党はこれまでこうした既得権団体の票田欲しさにバラマキ型の公約を連発してきました。しかしその結果、規制緩和も進まず、日本は成長できない国になった。活力を取り戻すためにはこうした既得権団体と対決し、改革を進めないといけません。だからこそ、橋下さんは既得権グループがイヤがるマニフェストをできるだけたくさん並べて、既成政党との違いを明確に示したかったのでしょう」

ちまたでは衆院選後、自民と民主による大連立の可能性がささやかれている。第一極と第二極の政治勢力が談合し、旧来型のバラマキ政治が強まりそうななか、第三極である維新の会はしっかりと改革の旗を掲げようという考えのようだ。

そんな「維新八策」では、「若者」に対して焦点を当てている。古賀氏が続ける。

「維新のマニフェストにはもうひとつ特徴があります。それは若者世代を大切にしようという視点。若者に大胆に投資して元気に働いてもらってこそ税収もアップし、その財源でさまざまな福祉政策や成長戦略を打てる。若者を重視することで、日本の成長を持続させようと狙っているのです」

「若者世代の活性化」という姿勢をハッキリと打ち出したマニフェストで、維新の会はバラマキ政治から脱却できない既存政党の政策にクサビを打ち込むことができるだろうか。

■週刊プレイボーイ31号「橋下・大阪維新が若者にもたらす“天国と地獄”」より



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