元カンボジア代表・猫ひろしに聞く男子マラソンの見どころ「男子マラソンはメダルを狙えます! ニャーッ!!」

週プレNEWS / 2012年8月12日 13時0分

カンボジアから来日中のお笑いタレント・猫ひろし氏に、ロンドン五輪への未練……とともにトップランナーの超人ぶり、男子マラソンの注目ポイントを聞いた!

―いったんは男子マラソンのカンボジア代表に選出されたものの、すったもんだの末に出場資格奪……。何度も言われたと思いますけど、本当に残念でしたね……。

 いやぁ~、明智光秀の気分でした。「念願の五輪に出場できる!」って最高に喜んでいたのに、気がついたら、ただのカンボジア人になってしまって(苦笑)。

―どこで悲報を聞きました?

 五輪に向けて皇居でトレーニングをしていたときです。まず、一緒にいたコーチがその知らせを電話で聞いて、僕にこう言ったんです。「猫さん、五輪は消滅しました」って。最初は大会自体がなくなったのかと思いましたよ(笑)。まぁ、覚悟をしていたことだったので……。

―そのときのトレーニングは、五輪本番を想定したメニューだったんですか?

 そうですね。まず、ロンドンのコースは石畳が多いと聞いていたので、下半身の筋トレをガンガンやってました。普通の道路よりも石畳のほうが硬いので、それに負けないような脚をつくろうと思ってたんです。

―コースレイアウトもけっこう特殊ですよね。ロンドン市街を3周するコースで、バッキンガム宮殿やセント・ポール大聖堂といった観光名所のすぐそばを走る。

 バスツアーのルートみたいですよね(笑)。ほかの選手はどうかわかりませんけど、個人的には観光地を巡るコースは大好き。景色を見ながら走れるので気がまぎれますから。あと、カーブが全部で約90ヵ所あるのもいいです。僕は仕事帰りにトレーニングをすることが多くて、いつも仕事先から家まで走って帰ってるんです。路地裏とか商店街の中もよく走るので、狭い道やカーブは得意なんですよ。猫ですし(笑)







―反対に、ロンドンでのレースで警戒していたところは?

 真夏のレースなので暑さですね。8月のロンドンの平均気温は最高23度、最低16度。マラソンにベストなのは16度前後といわれてますから、当日の気温がどうなるかに注目ですね。暑くなればスローペースになると思います。

―そうなれば日本人ランナーにもチャンスがありそう! では、注目している選手は?

 やっぱり、メダル候補は男女ともケニア、エチオピアのアフリカ勢だと思います。特にケニアの選手は圧倒的に速いので、その超人ぶりをぜひ見たいですね。日本人で注目しているのは、まず男子の山本亮選手。所属が佐川急便ですから。“飛脚”ですよ(笑)。それに山本選手は練習量がハンパない。月間の総走行距離が約1400㎞という話で、これは毎日45㎞以上走らないと到達できない計算。カラダが丈夫な証拠で、きっと暑さにも強いはず。今年2月の東京マラソンで2位に入った藤原新(あらた)選手と同様、すごく期待しています。

―では、猫さんから見た世界のトップ選手のすごさを教えてください。

 ほとんどのマラソンランナーは1㎞のラップタイムでペース配分していて、僕は1㎞当たり3分30秒なんですけど、世界のトップ選手ともなると3分ひとケタ台。もしくは、3分を切ってくることもあります。このタイムは僕が全力ダッシュをしているのと一緒。しかも、後半になるとラストスパートもするわけですからね。ロンドンの暑さのなか、どれくらいのペースで走るのかすごく楽しみです。

―ズバリ、男子の金メダルの予想タイムは?

 どうだろう。2時間6分以内ならメダル圏内だと思います。

―ちなみに、猫さんはどれくらいのタイムを狙ってた?

 マジメに言うと、2時間25分を切ろうと思ってました。

―まずは確実に自己ベストを更新というわけですね。

 僕はコンディションを整えるのが得意で、ここぞってときは必ずベストタイムを出してるんです。ここだけの話、僕が五輪に出てたら、ひとりくらい日本人に勝てたと思うんですよね。

―えー! 無理でしょ(笑)。

 “オリンピックの魔物”ということもありますし、僕のイメージでは、調子が悪くてズルズルと順位が落ちてきたところを抜き去る、みたいな。

―非常に失礼な話ですけど、猫さんはビリ争い確実だと思われてましたよ(笑)。

 いやぁ、そのとおりだとは思うんですけど、中の下くらいは狙いたかったです(笑)。正直、僕が出てたら、絶対に面白くなっていたと思うんだけど。

―……すっごい自信ですね。

 まっ、五輪に出られなくなった今だから、そんな強気なことが言えるわけですけど(笑)。

―では、最後に4年後のリオデジャネイロ五輪への抱負をお願いします!

 4年後には僕も39歳。本物のネコなら2回くらい死んでますよ(笑)。先のことはちょっとわかりませんけど、五輪を目指すなら、今度は2時間15分の五輪A標準記録を突破したい。それなら誰にも迷惑がかからないですし(苦笑)。僕は、まだまだ速くなると信じていますよ。まだ5㎞ぐらいしか無理ですけど、1㎞を3分で走ることもできる。人間も猫も目標に向かってしっかり努力すれば、夢が叶うということを見せたいと思いますニャー!!

猫ひろし



1977年生まれ、千葉県出身。身長147㎝、体重45㎏。WAHAHA本舗所属。2011年11月にカンボジア国籍を取得。マラソンの自己ベストは2時間30分26秒



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