若者よ、スタートアップ【起業】せよ! ミスタータディ代表取締役社長・清川忠康「起業は失敗が当たり前。早くミスをして次に生かせ」

週プレNEWS / 2012年8月17日 6時0分

オンラインのメガネ通販サイト『Oh My Glasses』を立ち上げヒットさせた清川忠康氏

景気低迷、さらに消費税大増税などなど、若者が圧倒的に住みにくくなってしまった日本。そこで「こんな世の中だったら、自分で会社を作っちゃえ!」と立ち上がったエネルギッシュな若者たちを大紹介! やりがいいっぱい、そんな彼らに起業のコツを聞く。

今回登場するのは、メガネのインターネット通販サイト『Oh My Glasses』を運営するミスタータディの清川忠康社長。革新的なビジネスゆえに、初めは既得権益者からさまざまな嫌がらせを受けたという。

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「既存のメガネ業界からは、かなりバッシングを受けましたね。一番つらかったのは私たちの取引先メーカーさんに『Oh My Glassesと取り引きするなら、(旧来の)契約を打ち切る』的な圧力をかけられたことです。それでもうちと契約を続けていただけるメーカーさんのおかげで、今は取り扱いブランドも70くらいまで増えて、だいぶ安定してきました」

―なかなか厳しい攻撃ですね。そもそも、まったくの門外漢なのに、なぜ商材としてメガネを選んだのですか?

「前職で製造業の事業再生をやっていて、以前から日本の強みは製造業だと思っていました。そのなかでも“メイド・イン・ジャパン”のメガネは世界で高く評価されているので勝算があるかと」

―清川さんはアメリカのスタンフォード大学でMBAを取られています。向こうの起業家と日本の起業家とで違いはありますか?

「日本ではミスを犯さないことが重要ですが、シリコンバレーには失敗を奨励する文化がある。『起業は失敗するのが当たり前。そのときにどれだけ早く失敗して深手を負わないか。そしてそこから学んだことをどれだけ次に生かせるかが重要』ということを教わりました」

―さすが、起業大国アメリカ。海外MBAを持っていること自体はあまり意味がないが、そこで本場のアントレプレナーシップ(起業家精神)を学んだことはすごくプラスになっているようですね。一方、日本ではまだまだ起業家に対するサポートが少ないと思いますが……。

「日本では誰がエンジェル投資家かまったく外からはわかりません。お金を持っていることが周りにバレるといいことがないので隠しているんです。文化的なことを含めて、起業環境はアメリカとはかなり違います。それでも少しでも起業を考えている人にはチャレンジをオススメします」

―最後に質問。起業してモテるようになりましたか?

「合コンのお誘いやメールの数が増えました。でも、忙しくて遊びに行けないんですよね……」

―起業したら女のコにモテる! しかし、仕事が忙しくてまったく遊べない! これは起業家の皆さんの共通の課題のようですね。

(取材・文/恒吉浩之)

<起業3ヵ条>



(1)チームづくり



重要な人が欠けていることが多い。同じタイプの人よりは、弱点を補い合える仲間を

(2)ハードワークと気合い



気合いが足りない人が多い。スタンフォードで思ったのはやはり気合いが重要

(3)運



ただ、運が悪かったとしても、ポジティブに考えることで乗り越えられることもある

●清川忠康(きよかわ・ただやす)



1982年2月13日生まれ。慶應義塾大学法学部卒。UBS証券、経営共創基盤を経て、スタンフォード大学経営学修士。同大学2年次にミスタータディを創業。



【http://www.mrtaddy.com/】

『リアルスタートアップ 若者のための戦略的キャリアと起業の技術』



(定価1260円/集英社)



株式会社 経営共創基盤パートナー/マネージングディレクター 塩野誠



●ゴールドマン・サックス、ベイン&カンパニー、起業、ライブドアを経たスタートアップのプロが語るリアル起業戦略



●2012年最注目のスタートアップ「ソーシャルランチ」創業者(福山誠氏、上村康太氏)インタビュー&プレゼン資料も掲載



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